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トランジションの最中は思いっきりジタバタするのがよいかもしれない。

価値観や自己認識すら変えてしまうような大きな変化はそうそう起こるものではありません。しかし、忘れたころにひょっこりやってくるものでもあります。この大きな転機とその過程をトランジションとも呼ぶそうです。こうした話は初めて社会に出る時、大きなキャリアチェンジ、中年の危機など様々な場面で登場してきます。

しかし、それはチャンスの扉が開くとか、思いがけない道が見つかるなどの分かりやすいものでもありません。自分は固定されていて環境だけ変えるのなら話は早いのですが、ここでいうトランジションは自分の内面に変化をもたらしてしまうので、霧の中を進むような感覚になるのです。この点は以下の本で度々言及されることでもあります。

私も何度か大きなトランジションを経験していますが、毎度すっきりしない毎日を過ごしていました。端的にいうと、トランジション中は悶々としながらジタバタする毎日を過ごすわけです。その一方で、自分の周囲は変わらないので、社会的には平静をよそわなければなりません。これが自分のパワーを奪っていくことになります。

トランジションの最中はこのギャップに苦しむわけですが、ギャップを認識できるということ自体が、現在の問題を捉えているとも言えます。

まさに問題認識です

何事も真の問題から目をそらしてしまうとうまくいきません。なので、あまり気分がよくなくても、カッコ悪かったとしても、人生のトランジションに遭遇した場合には、腰を据えて向き合うべきなのでしょう。

ということで、キャリアの迷い道に入ったときにはジタバタしてみることをお薦めします。そういえばアバン先生も仰ってましたねぇ。


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