Surface Pro 11 5Gモデル買いました!
今年の10月にSurface Pro 11の5Gモデルを購入し、2か月ほど仕事で利用してきました。かなりいい感じに使えるようになってきましたので、使用感などをレビューしたいと思います!
なぜ買おうと思ったの?
今年の夏ごろから取引先や外で作業をすることが増えてきて、持ち運びやすいモバイルPCが欲しくなったためです。
はじめはSurface Laptopを自宅で使いつつChromebookを持ち歩いて仕事をしていました。しかし、仕事の関係でどうしてもWindowsマシンが必要な案件がでてきて、Surface Laptopの持ち出しが増えることに。
Surface Laptopも快適に使えていたのですが、モバイル用途では若干重いことと、メインマシンを持ち出すリスクを軽減したくなり、いろいろと探していました。
1kg前後の重量でキーボードが打ちやすく、バッテリーが長く保ち、できれば5GのSimカードが刺さるマシンを探すことにしました。そして、富士通のLIFEBOOKとSurface Proが候補に挙がったのですが、ARMベースのWindowsに興味が出てきてSurface Proを選んだというわけです。
購入したモデル
購入したのは、MicrosoftのSurface Proの11世代/5Gモデルです。Simカードが刺さる5Gモデルは2モデルしかなく、私はリーズナブルなLCD・Snapdragon X Plusのモデルを選びました。
今回、購入のポイントになったのは、Simカードが刺さるかどうかでした。顧客先や取引先で仕事をするときには、自前で通信回線を持っておく必要があります。テザリングやポケットWiFiで対応していたのですが、バッテリーや持ち運びに気を遣うのがだんだんと面倒になり、それならSimカードを内蔵できるパソコンを買おうを思ったのです。
また、ARM版のWindowsを買うかどうかは最後まで悩みました。Surface Proの2024年モデルはSnapdragonモデルしかなく、今買うならARM版のWindowsを使うことになります。ARMはバッテリー性能が抜群であるものの、ソフトウェアの互換性に少々不安がありました。しかし、Windowsの未来かもしれないなと思い選びました。前々から気になっていたというのが正直なところです。
レビュー
外観
キックスタンド付きのタブレットPCで、カバー兼キーボードを付けるとほぼノートPCと同じように使うことができます。
キックスタンドは自由自在な感じです。通常のノートPCに比べて後ろのスペースに若干気を使う必要がありますが、たいぶ慣れました。
手持ちのSurface Laptop 4に比べてかなりコンパクトなので、設置場所に困ることもないです。カフェや出張先のホテルの狭いデスクにおいても問題なし。ただし、新幹線や膝の上において作業するのはちょっとしんどいです。
この他、タブレットモードにするとPDFや電子書籍をいい感じで読むことができます。
キーボードとペン
私が使っているのは、ペンを収納できるSurface Pro キーボードです。本体に接続して使うタイプで、無線での接続はできません。無線の方も気になったのですが、海外のサイトでイマイチなレビューが多かったのでこちらにしました。
個人的にはとても打ちやすいキーボードで、薄型ながら適度なクリック感があって好きです。Surface Laptop 4のキーボードよりも打ちやすいので、すっかり気に入りました。タッチパッドもとても優秀。
ペンはあまり使うことがないのですが、アイデアを書き留めるときに使うことがあります。Microsoftのジャーナルというソフトを使っています。もうちょっといい感じに使えるようになったらレビューしたいと思います。
携帯性とバッテリーの持ち
今回の購入にあたり最も重視したのが携帯性とバッテリーの両立でした。
携帯性だけを考えると決してベストバイではなく、Surface Proよりも軽い機種がいくつかあります。しかし、2024年夏時点で実用レベルで長時間バッテリー駆動を実現しようとすると、ARM版しか選択肢がないという状況でした。
実際に使ってみると、丸一日作業をするのは厳しいものの、半日程度ならバッテリーを気にしないで利用できるので嬉しいです。特に、インテル系のCPUに比べて、次のようなメリットがあり、駆動時間以上の満足感があります。
バッテリー駆動でも性能があまり劣化しない。カクつかない。
スリープ時のバッテリー消費がとても小さい。
スリープからの復帰がスマホ並みにスムーズ。
このあたりの性能がインテルのCore Ultra2 (Lunar Lake)でも出るのであれば、インテルモデルでもよいと思います。
Snapdragon X はどうなのか
さて、本機種の最大の悩みどころはCPUがSnapdragon Xであることでした。バッテリー駆動の面でよいものの、Windowsアプリケーションの互換性の問題が常に付きまとうからです。
使ってみての感想ですが、私が使っている範囲では特に問題は起きていません。仕事の大部分をブラウザベースで行っているからですが…。
一番の懸念材料だったのが、Windows版のGoogle Driveが動かないことでした。これが動かないとWindowsのエクスプローラーからGoogle Driveにアクセスできないためです。
はじめは「ブラウザからアクセスすればいいじゃない」と思っていたのですが、Web・ローカルアプリを問わず、Windows上でファイル操作をしようとするとエクスプローラーのダイアログを経由する必要があることに気づき、使い勝手が悪いなと思っていました。
この秋にようやくARM版のGoogle Drive (ベータ版)が登場し、この問題が一気に解消! やっとストレスなく使えるようになりました。
とはいえ、ARM版のWindowsを購入する際には、普段使っているアプリケーションが動きそうかどうか、事前に情報を集めることをおすすめします。
5G(Simカードによる通信)
実は、Simカードを刺せるPCを使うのははじめてです。昔から「いつかほしい!」と思っていたのですが、ようやく念願のパソコン単体での5G通信を実現しました。何か羽が生えたような気持ちになりました。
一度ネットワークに接続してしまえば、ポケットWiFiやテザリングでの接続とあまり変わりません。しかし、どこでも単体でネットにつながるというのは想像以上に快適です。WiFiを探し歩いたり、WiFiのセキュリティを気にしたりしなくてよいのは嬉しいところ。
ただし、5GをONにしているとバッテリー消費が若干早くなる気がします。
画質と音質
Surfaceがよいなと思うのが画質と音質です。
LCDモデルながらディスプレイの画質はとてもよく、Surface Laptop 4で白飛びしていた感じもなくなりとても見やすくなりました。また、相変わらずカメラも良好で、Windows Helloも快適に動きます。
また、スピーカーの音質がよいのも個人的に推しポイントで、動画を見たりBGMも流すときにも嬉しくなります。
ビジネス系のノートPCではこれらの性能が落とされている場合もあるので、Surfaceの強みの一つだと思っています。
まとめ
この記事では、Surface Pro 11世代の5Gモデルの使用感をレビューしました。ご覧いただいたように、携帯性とバッテリーと5Gに特化した選択でしたが、個人的にとても満足しています。