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独立技術コンサルタントの道具たち

正式に独立してから10か月。フリーランスな技術コンサルタントとして少しずつ仕事を広げています。データ経営や分析を専門としている関係もあり、IT機器がそこそこ増えてきました。

といっても、データ分析環境や事務運営に使うソフトウェアはほとんどクラウドサービスを利用しているので、ローカル環境は身軽です。

また、ファイルをローカルに置かない運用を徹底したおかげで、Windows・Chromebookを問わずおおむね同じ仕事ができるようになっています。パソコンはいつか壊れるものですので、心理的安全性は幾分高まっている感じです。

となると、ガジェット的なものはノートPC1台でもOKなわけですが、あれよあれよという間にいろんなものが増えていきました。もともと好きなんでしょうね…。

このnoteでは、仕事で使っているガジェットをご紹介したいと思います。試行錯誤の跡も見えると思いますので、参考になる部分もあるかもしれません。


仕事場

まずは私の仕事場からご紹介します。主に自宅の仕事部屋で仕事をしていて、その他に契約しているコ・ワーキングスペースや一時利用の会議スペースで仕事をすることもあります。時にはリビングでも作業をしますが、その際は大抵Chromebookを開いています。

仕事机

主力で使っているパソコンはSurface Laptopで、Surface Dock 2を使ってディスプレイやWebカメラ、マイクなどを接続しています。

普段はデュアルディスプレイで仕事をしています。目線があがりすぎると目や首が疲れてしまうので、アームを使って低めに設定しています。このディスプレイはリモートワークが始まった2020年当初に買ったものですが、コスパよく快適に利用できています。いつかウルトラワイドにしたいと思いつつも、使いやすいサイズのディスプレイが2枚ある方が便利な気がしてずっと検討中な状態です。

キーボードとマウスはBluetooth接続ですが、遅延で困ったことはありません。またWebカメラは、CiscoのDesk Camera 4K webカメラを使っています。Windows Hello対応でとても快適です。

パソコン

メインで使っているパソコンはSurface Laptopです。Ryzenを載せた少し古いモデルですが、今のところ快適です。

Surface Laptop

クライアント企業様とコミュニケーションを図る上で、Windowsがあるとやはり便利ですね。契約書は基本的にWordですし、お渡しする資料はPowerPointになることが多いです。個人的にはGoogle Workspaceのスイスイした感じも好きなのですがね。

データ分析環境はGoogle Vertex AI Colab Enterpriseを中心に、たまにTableauも使います。最近の使い方だと、Colab Proでもいいかもしれないと思っています。このあたりは年末にかけて整理したいです。

カジュアルに使える予備機として、Chromebookも併用しています。こちらは、オンライン会議でのマシントラブル対応用に確保しています。また、リビングなど別の場所で作業をするときも重宝しますね。

Chromebook 14/F

Chromebook 14/Fは、何といってもキーボードが素晴らしいです。キーストローク1.7mmかつ柔らかい打鍵感でスイスイ書けます。Surface Laptopのキーボードも優秀ですが、それよりも好きですね。

最近のFujitsuのノートPCはキーボードがかなり作りこまれていて、薄型モデルでも打ちやすくなっています。しかし、最軽量のUHシリーズのキーストロークは1.5mmで、Chromebook 14/Fには敵いません。

Fujitsuでキーストローク1.7mmを確保したWindowsモデルにCHとMHがあり、少し気になっています。もし、CHやMHがSnapdragon XやLunar Lakeを搭載して5Gも使えるのであればすぐに買うのですが…。

まわりまわってSurface Pro 11 の5Gモデルを検討しているところです。ちょっと高いのが難点。

キーボードとマウス

キーボードはREALFORCE R3のALL 30gを使っています。HHKBから買い替えたのですが、慣れると手が疲れなくて本当に快適です。パームレストはHHKB時代に買ったものをそのまま使っています。木製なのがよいです。

キーボードとマウス

マウスは随分前に買ったマイクロソフトのエルゴノミック マウス。軽くて反応も良く気に入っています。しかし、販売終了ということで買い替えのときにはジプシーしなくてはなりません。

キーボードやマウスは昔からこだわっています。特にキーボードは生産性に直結しますので、コスパよりも自分に合うかどうかが大切に思います。

ヘッドホン・イヤホン

セミナー動画や教育コンテンツを視聴するのにヘッドホンは欠かせません。作業用・移動用BGMのためにも大切です。オーディオ好きというのが本当のところかもしれません。

シチュエーションによって使い分けをしています。今使っているヘッドホンたちは次の通り。

ヘッドホンやイヤホンたち
  • Jabra Elite 8 Active(左上)
    スマホ用です。ニュートラルでクリアな音質で使い勝手がよいですが、ノイズが混入することが増えたのでヘッドセットとして使っていません。

  • Sennheiser IE 100 SE (左下)
    SHUREのダイナミックマイクのモニター用に使っています。モニターライクで細かなノイズもよくわかります。暑い時もいいですね。

  • Sennheiser HD599 SE (中央)
    開放型ヘッドホンです。簡易DACのiFi audio GO link経由で接続しています。外の音が聞こえるので、インターホンに気づけるという利点があります。一番使っていると思います。

  • オーディオテクニカ ATH-M50xBT2 (右)
    密閉型のモニター用ヘッドホンです。パソコン・スマホの両方に使えます。遮音性に優れるので集中したいときに使います。また、クライアントとディスカッションしていて本棚を探したいときも重宝します。

気が付くと増えているのがヘッドホン。所有しているヘッドホンの傾向から、密閉型でモニターな感じのヘッドホンが好きなことがばれますね。

本当はヘッドセットも含めて一つに統合できるといいのですが、なかなかそうもいきません。Windowsパソコンでも標準で低遅延のBluetoothが使えるようになると、いろんな問題が解決しそうな気がします。

ヘッドセット・マイク

快適にオンライン会議に臨むためにはヘッドセットが欠かせませんね。ヘッドホンと違い、こちらはいろいろと試行錯誤していなら移り変わってきました。今は作業部屋でオンライン会議に参加するときにはSHUREのマイクを使っていて、外出時にはJabraのヘッドセットを使っています。

ヘッドセット(ATH-m50xSTS-USB, Jabra Evolve2 40 SE)

独立してしばらくは、オーディオテクニカのATH-m50xSTS-USBを使っていました。とにかく音質がよいヘッドセットで、ヘッドホンもマイクも高品質でした。

自分が話した音声をダイレクトにヘッドホンで聞くことができる「サイドトーン」が素晴らしく、密閉型ながら違和感なく話すことができるのが特徴です。気に入ってしばらく使っていたのですが、マイクの収音範囲が思ったよりも広いことと、大きくて外に持ち出しにくいという問題がありました。

そこで、思い切って初夏のころにSHUREのダイナミックマイクを買いました。少々高値でしたがとても快適で、夏にヘッドセットをかぶらずとも高音質で話せるというのが気に入りました。

SHURE MV7+とSennheiser IE 100 SE

一方、外出用にはJabraのEvolve2 40 SEを使っています。こちらはUSB-C接続でパソコンでもスマホでも使えるのが強みです。音質も聞き取りやすい感じでいいですね。これらのガジェットから一つだけ選べといわれたら、JabraのEvolve2を選ぶかもしれません。汎用性が高いです。

今後の改善ポイント

こんな風に仕事で使う道具はだいぶ充実してきました。

ソフトウェアがクラウドにどんどん移行しているので、ガジェットとしてのハードウェアは好みによって選ぶようになってきた気がします。その意味で、ハード性能よりも目、耳、手といった身体とのインターフェースがより重要になっているように感じています。

おおむね固まってきているのですが、改善したいこともあります。

まずは、持ち出しやすいWindowsパソコンがもう一台あると安心かなと思っています。長時間バッテリーが持ち、1kg前後で、キーボードが打ちやすいというのが条件。さらにSIMフリーで5G通信に対応していれば完璧です。

この条件で調べると、Surface Pro 11とFujitsu UHシリーズが候補になるのですが、どちらも一長一短で決め切れていません。Surface ProがLunar Lakeになれば間違いなく選びますが、ARM版なので少し不安が残っています。はやくGoogle ドライブのアプリに対応してほしいところ。

Fujitsu UHシリーズはノートパソコンとしては最も条件に合う機種です。しかし、電力効率の悪いCPUが載っているのがネックです。コンシューマー向けの最新機種ではCore Ultra (Meteor Lake)も載っていない状況ですので、電力効率のよいLunar Lakeが搭載されるのはいつになることか…。

法人向けのLIFEBOOK U9414/RではすでにCore Ultra (Meteor Lake)が載っているのですが、何せ法人向けなので価格も含めて個人で手配するにはハードルが高すぎます。U9シリーズが個人に流通するタイミングを考えると難しそう。

まったく逆の発想で、いい感じのSIMフリー対応Chromebookが出現したら選んでしまうかもしれません。Chromebookと5Gって相性がいいと思うのですが、現在は選択肢が少ないのが残念です。

ということで、いまのところSurface Pro 11の5Gモデルが最有力候補なのですが、スペックの割に価格が高いことと、来年にも新しいSnapdragon Xがでそうなので躊躇しています。(こうしてアレコレ選んでいる内が楽しいわけですが)


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