北海道2024 Kty車旅ハイライト その1
Ⅰ.序章
ⅰ)はじめに
行ってきました、2024,9末~10月 北海道2Week の旅。2021年にキャンピングカーを購入して北海道は三度目となる大ツアーでした。今回も天気予報とWeb.でのオススメ記事を頼りにしつつ、夕食後に明日の行き先を決める日がほとんどでした。
往路は名古屋港からフェリーを利用し、復路は青森県から私の自宅(愛知県)までの陸路の旅。それを含めると、車旅全行程は3600km、3Weekです。
道の駅で車中泊をし、車外での食事は基本無しの倹約生活を続けましたが、時間の使い方は好き放題の贅沢三昧。そんな"旅"のスタイルのせいなのか、道内2Wはアツという間に経過していました。
この旅行記は、訪れた先々のハイライトを経過日時順に、写真と録画を交えつつ記しています。表題を ハイライトその1 と名付けているのは、記事の途中の特集を・・その2、・・その3に分冊化して紐付けし、長文を抑える事を狙った為。よって、その1では「北海道2024 Kty車旅」の全行程を纏め、俯瞰し易い様 に記したつもりです。
そんな旅行記にご興味を持って下さる方は、少し読んでみてやって下さい。
ⅱ) 道内で巡ったエリアと旅の軌跡
下の北海道の4つの図で、左上図をご覧下さい。2021年,2022年にも北海道の旅をしています。2021年は黄色横長楕円内の道東と道央東部を3Wで巡り、2022年は赤色縦長楕円内の道南,道北と道央西部を3Wで巡っていますが、2024年の今回はブルー色楕円内2箇所の道央と道南端などを2Wで巡っています。地図内に記したブルー色の線が今回の走行軌跡です。同じ道を二度通過した処もあります。
往路は名古屋港から苫小牧までフェリーを利用し、復路の函館から本州(青森)の間の津軽海峡もフェリーを利用。青森県から私の自宅(愛知県)までの陸路の旅は距離が何と1200kmもあったので、全行程の3600kmからそれを差し引く2400kmを北海道内で走行 してきた事になります。
ⅲ) 行程と宿泊地
次の表は、行程(行先と日程)の中で宿泊地「道の駅」や天候を纏め記しています。朱記のA~K記号は、行先をグルーピングして名付け、後述する ”訪れた地の概要” に紐づけています。
ⅳ) 訪問先の位置
上記ⅲ) のグルーピング記号A~Kそれぞれが地図上でどの位置か、次に示しました。
Ⅱ.訪れた地の概要・・A~K
今回の3回目北海道車旅は、1,2回目の6~7月の旅とは趣きを変え、北海道秋の紅葉絶景を探す事が狙いでした。初めての地と再訪の地の割合はおよそ50:50 でしょうか。加えて、道内2400kmを車で走っている時間は、観光地間の単なる移動の途中ではなく車窓からの風景を楽しむ時。2021年、2022年の北海道の旅も振り返り、行程を決めていく際に重視したのは、やはり紅葉が楽しめる道、そしてWeb.情報等で初秋にオススメと評判の高いエリアを目指す事でした。
ここでは訪れた地の概要を、行程順に紹介します。
エリア A <千歳サーモンパーク>
往路のフェリーで到着した苫小牧から、最初に訪れた場所は、道の駅も兼ねている "千歳サーモンパーク" 。ここには9日後にも再訪。狙いは、生きた鮭を観る事・鮭の遡上を実際に観る事でした。まずサーモンパーク内には千歳水族館があり、そこでは水槽で鮭が泳ぐ姿を間近で堪能。
パークに添う様に流れる千歳川に、流れがたるむ場所で遊ぶ鮭、遡上している鮭がいました。生きた鮭をこの目で観ることができたのです。
更に、千歳川のサーモンパーク横には "インディアン水車" があります。遡上する鮭たちはそのインディアン水車と漁師さん達の手で二手に振り分けられます。それは何故?どの様にして?この続きはのちに記すことにします。
エリア B <美瑛>
2021年7月に美瑛を訪れた際、丘陵の起伏や花畑の美しさに魅了され、今回再度その美瑛に向かいました。幸い天候に恵まれ、ゼルブの丘の秋の花々はやはり見事な色合いで織りなしていました。
パッチワークの丘は、残念ながら期待した風景とは言えず、写真掲載はありません。
エリアC <大雪山周辺>
北海道道央の標高の高いエリアでは9月末から紅葉が始まり、そんな紅葉エリアに車とロープウェイで近づけるポイントが大雪山系の旭岳と黒岳。今回の車旅で最も行きたかった場所である為、旅の行程はそこを優先して立案。訪れる時が好天に当たる様に2~3日前から日程を決めました。但し温暖化日本の秋の到来は、ここ北海道でも例年より1Wから10日ほど遅れているというWeb.情報も重要でした。
道央を周った後は上士幌経由で帯広に向かう行程で、次の様になりました。
美瑛 → 旭岳 ロープウェイ→ 層雲峡 → 黒岳ロープウェイ → 三国峠 → タウシュベツ川橋梁 → 糠平温泉郷 → 上士幌 → 帯広
エリアD <襟裳岬>
帯広市のおとふけ道の駅を基点にして、2021,2022年には訪れていなかった襟裳岬に向かいました。昭和の歌手森進一が歌った曲名「襟裳岬」で有名なその岬までの道すがら、海沿いでコンブ漁に集まる人の群れを眺めるのも旅の風情でした。
エリアE <釧路の街>
釧路市内にある河畔駐車場は有料(24Hr-1500円)ではあるものの、P内にトイレがあり、徒歩圏内に種々の居酒屋、飲食店、日帰り温泉施設がある為、そこで車中泊をしつつ夜には居酒屋へ出かけました。Web.調査で人気の炉端焼「鱗」を見つけ、車中泊ではなかなかできない"車外飲み会" を楽しみました。
エリアF <阿寒湖・オンネトー>
阿寒湖は摩周湖と並ぶ有名な景勝地ですが、周囲の樹木の紅葉は未だ早熟で残念。しかし、オンネトーの紅葉は快晴も味方して真に絶景。このタイミングで再訪した事は幸運でした。詳細は後述します。
エリアG <釧路湿原>
釧路観光の魅力を代表する場所がこの"釧路湿原" であるのは言うまでもありません。ただ湿原の秋の風景を観るには10月6日ではやや早かったのかもしれません。
しかしながらここでは今回、車を置いて、釧路川に沿って走るノロッコ電車に乗車し湿原と川との風景を眺めた事は、新鮮な楽しい体験でした。
エリアH <余市・ニセコ>
釧路市をあとにして、高速道路を利用し一気に240Km西方の千歳市まで移動。千歳空港に少し立ち寄って、お土産購入と人気店のラーメンを食べた後、再びサーモンパークへ。そこで鮭の遡上見学を楽しんだ後、再度の高速道路利用で70Km先の余市へ向かいニッカウイスキー工場を見学しました。道内の移動で高速道路を走るのは極めて稀です。
余市をあとにしてその夜の車中泊の地ニセコに向かい、ニセコビュープラザ道の駅で翌朝まで過ごしました。
エリアK <しかべ・松前>
次の日午前、ニセコから長万部を経由して駒ヶ岳の北側を通り、しかべ間歇泉公園へ。間歇泉の近隣は温泉郷でもあり、日帰り温泉の湯で休憩をしたのです。
しかべから大沼公園沿いを走り、その夜は函館エリアの "なないろななえ道の駅" で車中泊です。
函館観光は2022年にほぼ3日間かけている為今回は通過して、翌日は松前公園に向かいました。しかしながら目指す地の200m手前で、運転中のキャンピングカー後輪左側がパンクしている事が判明。急遽空き地でタイヤ交換実施。1Hr ほどで交換できたものの松前城跡には行けず、17時30分函館発青森行きのフェリーに乗船するために、函館フェリー乗り場へ直行でした。
こうして11泊12日の北海道車旅を終了しました。その後は、東北地方三陸縦貫自動車道359Km(無料です)を利用して、仙台、茨城、東京を経由しつつ帰路1200Km程を走行。尚、茨城日立市に住む息子、東京に住む娘の住まいに立ち寄った事もあり、本州帰路の旅は3泊4日を掛けています。
Ⅲ.北海道の紅葉巡り
今回の車旅の目的でもある北海道の紅葉探しは、やはり道央の大雪山周りの山麓と、道東の山麓など。旅行雑誌、You tube、Web.のオススメ記事などの情報を総合し、事前に狙いを決めていたのが旭岳と黒岳。どちらにもロープウェイがあり、黒岳の麓には層雲峡もあります。そしてそこへ向かう道中の山間道路周りも紅葉の真っただ中。
美瑛の北部の道の駅ひがしかわ道草館で車中泊をして、翌早朝から旭岳ロープウェイ乗り場に7時過ぎに到着。第1便の旭岳ロープウェイに乗車しました。
眼下の紅葉は赤みがやや少ないかと感じたものの、今回の車旅で最も見事な紅葉風景でした。
ロープウェイで登山して標高1600m辺りの散策コースを歩き、ロープウェイで下山。その後、旭岳を時計周りに車で1.5Hr程移動すると層雲峡の中心地に到着です。今度は黒岳ロープウェイとリフトに乗って、黒岳7合目まで登山。再度ロープウェイで下山し、層雲峡の銀河の滝・流星の滝へ。
層雲峡から大雪山系を更に時計周りに進み、次は三国峠に向かいました。快晴の天候が幸いし、紅葉の木々の中を走る気分は実に快適なものでした。
三国峠の展望駐車場エリアから200m程南に下った辺りで車寄せに駐車し、更に50m程歩くと、写真の様な風景に出逢えました。その後あの陸橋を
走行しています。
美瑛をあとにして後ここまで、大雪山周辺の紅葉を狙い通りに満喫できました。詳細を次のリンク先で、独立したnoteに纏めアップしていますので、どうぞご覧下さい。
今回の北海道紅葉巡りでは上記の大雪山周辺に加えて、2021年に一度訪れているオンネトーを再訪しました。もちろん湖と森が描く紅葉の風景を観るために。その地は予想以上に感動できたのでした。
Ⅳ. 鮭の遡上とインディアン水車
千歳サーモンパークは、当noteの「Ⅱ.訪れた地の概要 のエリアA. 」で既に紹介していますが、隣接するインディアン水車は千歳川を遡上する鮭たちの真に関所と言える場所に当たります。
そこでは、鮭を捕獲すると言うよりも、鮭の生態を人の手でコントロールする重要な役目をおっていました。1時間程インディアン水車を眺めている間に、地元のある方がその理由などを教えて下さいました。
その内容を含め、詳細は次のリンク先で独立したnoteにアップしていますので、ご覧下さい。
Ⅴ. 旅の途中のご当地グルメ
旅先で現地ならではの美味しい料理を食べる事は、やはり旅の醍醐味。所謂ご当地グルメ。これを事前に調べ、書き込みの良い店を混まない時間に訪れる事が、気ままな旅の得意とするところ。noteで記さずにはおれません。
今回の旅では、次の4つを特筆したいと思います。
(1) 帯広ぶた丼
帯広エリアには "ぶた丼" を提供するレストランが多数あります。TVの旅番組や地方グルメ番組で何度も取り上げられている帯広市内の店の中で、Web.書き込みでも上位の店の一つ「ぶた丼のとん田」で "ロースぶた丼" を食べる事に。
確かに、ほど良い脂身と旨味のある甘みが味わえ、期待通りの店でした。
(2) ジンギスカン
北海道の郷土料理と言われるジンギスカン(成吉思汗)焼肉は、札幌市内で食べるというのがガイド雑誌に多く記されていますが、釧路市内で食べてみる事にしました。
やはりラム肉(仔羊肉)は臭みがほとんど無く硬さも適度で、特徴ある鉄板のカタチにも納得するばかりでした。
(3) 海苔だんだん
松前市の郷土料理に "海苔だんだん" があるとの事。調べてみると、松前の海で手摘みされた天然の岩海苔を手作業で延し、天日干しされた海苔を使用して "海苔弁当" に。更に二段に重ねて だんだん にする事から、その名称がありました。
注文したランチ定食には津軽海峡のマグロ刺身も添えられていました。海苔弁当は期待に見合う美味しさで、満足のできるものでした。
(4) その他・・ししゃも、鮭の切り身など
次の写真は、車内でのある日の夕食。海沿いの小さな漁協売店で購入した食材を車内で焼いたのです。特別なグルメと呼べるものではありませんが、鮮度の良さが相まったのか、普段以上の美味しさを楽しむことができました。
<終わりに>
2024年 9末~10月の 北海道2Week の、旅の纏めはこれで終了。
次は、どこへ行こうか!
今回が四度目のnote作成 を終えれば、次の案を考え始めようかと目論んでいます。
それでは、このへんで失礼します。
<蛇足>
noteに旅の記録をまとめ投稿する様になった私の場合の理由は、
人様に見られても良いという緊張感を持ってメモ的記録でない内容で記し纏めておく事と、投稿するからには読んで下さる方に "面白かった” "少し役にたったかな” と思ってもらえて私の満足感に繋げたい、であります。
すると旅の内容は、旅行雑誌などで得られる一般情報ではなく、お役立ち特化内容がよかろう、と考えて記しています。
読んで下さった方にとっては、いかがだったでしょうか。