まさかこんな結果に?!ChatGPTが本当に創作に役立つか、海外研究者らが実験
今年の3月末までにChatGPTを使って小説を書くのが嫌で、一度も試したことがないKey君です。最近生成AIがマイブームになっても、とある疑問は依然と残っています。
生成AIって、本当に私たち作家の創造力を高めてくれるの?それとも、逆効果なの?
ずっと思っていたこと
みなさんも、こんな疑問を持ったことありませんか?
「生成AIを使えば、もっと面白い小説が書けるようになるのかな?」
「でも、AIに頼りすぎると、自分らしさが失われちゃうんじゃ...」
実は、この疑問を真剣に研究した人たちがいるんです。その結果が興味深くて、思わず「へぇ〜!」って声が出ちゃいました。今日は、その研究の内容と、個人的な考察をみなさんと共有したいと思います。
研究の概要
7月12日に公開された記事では、ロンドン大学とエクセター大学の研究者たちが面白い実験を紹介してくれました。研究者の目的は、「生成AIが短編小説の創造性にどんな影響を与えるか」を調べること。
実験の内容はこんな感じです:
293人の参加者を約100人ずつ3つのグループ(A、B、C)に分けました。
全員に「10代〜20代前半向けの、8文程度の短い物語」を書いてもらいます。
グループAは完全に自力で物語を書きます。AIの助けは一切なし!
グループBはGPT-4から1つのアイデアをもらえます。
グループCは最大5つのアイデアをGPT-4からもらえます。
面白いのは、グループBとCは、AIのアイデアを使うかどうかを自分で決められること。「うーん、このアイデアはピンとこないな」って思ったら、使わなくてもOKなんです。
実際、グループBの82%がAIのアイデアを採用したそうです。グループCは93%が少なくとも1つのアイデアを使い、25%は5つ全部のアイデアを使用したんだとか。
そして、完成した物語は600人の別のグループによって評価されました。評価項目は「ストーリーの新規性」「出版可能性」「感情的特性」など。評価者はどの物語がAIの助けを借りたのか知らされていないブラインドテストです。
結果発表:AIは本当に役立つの?
さて、結果はどうだったでしょうか?
AIのアイデアを使ったグループ(BとC)は、評価が上がりました!
特に「新規性」と「出版可能性」でスコアが高くなったんです
でも、「面白さ」に関しては、あまり差がなかったみたい...
うーん、難しいですね。AIの助けを借りると、確かに「新しい」アイデアが出てくるみたいです。でも、「面白さ」はAIだけでは生まれないってことかな?
衝撃的なコメント
研究者の一人、ドーシ氏はこう言っています: 「AIの恩恵を受けるのは、本来の創造力が低い作家たちです」
一方、同氏いわく、高い創造力の高い作家はその恩恵をそこまで受けられず、むしろマイナスな影響に繋がるかもしれません。
目から鱗でした。
一方、懸念されていることも本当らしい
研究者たちは「作品が均質化してしまう」問題も指摘しています。
生成AIを利用したグループは、他の参加者が作成した同じカテゴリーのストーリーと類似性が高く、全体の多様性が低くなっていたそうです。
心配していたことがやっぱり本当だったようです💦
高い創造性を持つあなたへ:AIとの付き合い方
この記事をわざわざクリックして読んでいるあなた、自分のことを「本来の創造力が低い作家」だと思っていないでしょう(笑)。
じゃあ、高い創造力の持つ作家はAIとどう付き合っていけばいいんでしょうか?
AIの限界を理解
AIは便利なツールですが、過度な依存・思考停止が「均質化」に繋がるリスクを常に意識プロンプトに創意工夫を
AIにアイデアを求めるときも、自分らしいプロンプトを工夫してみましょう。高い創造力のあなたなら、プロンプトにも高い創造力を発揮できるに違いない
気付き
結局のところ、AIは便利なツールですが、使い方次第なんですね。速く書けるけど、みんな同じような話になっちゃう...。そんなトレードオフを意識しながら、上手にAIと付き合っていく必要がありそうです。
なんとなくこれから長い間、この問題に付き合っていかなければならない気がするので、今後も頭の回転を。
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