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ICT推進、校種の違い一考

以前、ICT活用の推進2輪モデル、というものを作ったんです。

なんでバイク型になってしまったのか…

2輪車にとどめて、自転車の方が見た目が好きだったな、と作った自分もお思っているのですが、それは置いておいて。

2輪車は基本的に後輪駆動なので、何が推進のエネルギーになっていくのか、というのがしばしば議論の対象になりました。
自分は校務が中心だと考えたため、後輪に校務DXを置きましたが、授業改革である教育DXが後輪ではないのか、という意見がありました。
ここになぜ認識の齟齬があったのかを考えていたのですが、昨日の夜、一つの考えに辿り着きました。それは、

・小学校→授業を中心に推進
・中学校・高校→校務を中心に推進

という現状があるのではないか、ということです。
大きな要因は、教科担任制であるかどうか、だと考えています。

小学校の先生は、全教科を指導することが多いです。そのため、他の先生の実践に被せる(真似る)形でICTを導入できます。どの教科でもいい、というのが強みです。そのため「授業」を共通項にしやすいです。無論、公務も共通項ですが、授業が先に立つのが特徴ではないでしょうか。
逆に中学校の先生は、自分の担当の教科を教えます。校内に自分の教科を担当する人は少ないです。自分の教科での使い方を学ぶ場が限られています。先生方の共通項は、授業ではなく「校務」になってきます。また、部活動や生徒指導で時間が少なく、ICTを研修のテーマにして、学校単位で計画的に活用しない限りICT活用が進んでいかない印象があります。

あくまで一説ですが、校種の違いが影響するのでは無いでしょうか。

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