スマホ『損切り』と『1点豪華主義』のススメ
おはようございます。妻と息子が巻き込まれた事故からしばらく経過し、心身の症状も落ち着き、相手側との決着もおおよそ見えてきましたので、この辺でnote執筆を再開します。
私のような底辺執筆者にどの程度の需要があるかは分かりませんが、今後は最も得意とするガジェット関係や、乗り物関係のネタを書いていこうと思います。
今回は、私の大好物のスマホネタです。
私は自他共に認める生粋のスマホマニアで、今まで約50台以上の様々な機種を使用してきました。そんな中で3月末に発売した国産の5Gスマートフォン:SHARP AQUOS R5Gに飛びつき、発売日に購入しました。
その結果…結論から申し上げて大失敗。
AQUOSシリーズはカメラを重視した機種ではないという事は知人から聞いていましたが、想像以上に酷く日常使いもままならない程でした。その他にも製品としての作り込みが非常に甘く、アップデートを繰り返しても一向に不具合が改善しない有様でした
例えば…
カメラ:暗所性能は壊滅的、夕方くらいまでが限界で夜になったらまず実用的な写真は絶対に撮れないし、普通に昼間でもシャッターボタンを押してから3〜5秒程度撮影されないこともある。動画は背景の時空が歪んだようになったり、背景の木や建物の部分チカチカ点滅したりと、さらに使い物になりませんでした。
タッチパネル:1日に3-4回程度、タッチを全く受け付けなくなる状態が毎日発生。電源ボタンや再起動で一時的に改善しても、時間が経つとまたタッチが効かなくなる。かと思えば、今度は勝手にタッチされまくるので、電話を勝手に切られたり、ネットで勝手に検索されたり、画面が急に震え出したり、もう散々な有様でした。
これらの他にも不具合は多数ありましたが、auの保険を使って本体を2回交換していただいたものの、全ての本体で似たような症状が次々と発生し、この本体の継続使用を諦めました。
このままこの機種を使い続けていては、毎日少しずつストレスが溜まってしまう。それならばいっそ、手放してしまおう。これが私の勧める第一の行動:スマホの損切りです。
例えば、私のR5Gのようなフラッグシップ機では特にショックが大きいですが、あまり知識のない年配の方や初心者の方が飛びつきがちな、2-3万円台のエントリー機種でも話は同じです。
LINEとネットができればいいや くらいの軽い気持ちで購入したものの、いざ長期間使っていくと、やりたいゲームがあってダウンロードしてもまともに動かなかったり、カメラの画質が汚くて使い物にならなかったり、防水機能が搭載されていなくてたった1度の水濡れでオシャカになったり… これ、結構私の周りではあるあるなんです。
ですから私が知人にスマホを勧めるときは、ミッドレンジ以上の機種か、エントリー機種でもコスパが以上に高い機種を勧めています。
ここ最近で言えば、XiaomiのRedmi Note 9sなんかが最も素晴らしいコスパですよね。2万円台のスマホとしては世界一の性能だと思います。
iOSがよければiPhone SE(第2世代)ですね。2020年現在、見た目の古臭さは否めませんが…現時点最強のSoC:A13 Bionicを搭載したiPhoneが4万円台から買える事は奇跡としか言いようがありません。
とにかく、周りにスマホマニアや詳しい人がいたら、とにかく相談してから買いましょう。私のようなスマホマニアは、人に相談されると本当に嬉しくて、利害関係なくその人のために良い機種を勧めたい!という気持ちで本気で探しますので、皆さんもぜひどうぞ。
今のスマホの性能に満足していない方は、それがフラッグシップだろうと、エントリーだろうと、今すぐに決断して手放す事をお勧めします。様々なフリマアプリで売るのも良いですし、GEOの買取や、キャリアの下取り、ストレス解消にブン投げて壊して捨ててしまうのも良いですね(もったいないですが笑)
さて、もうひとつのお勧めは『できる限り最高の機種を買う』という事です。それは最高に価格が高い、性能が高い機種を買うという意味ではなく、貴方にとって最高の機種を見つけるという意味です。
iPhone 3Gの日本上陸以来、日々スマートフォンは進化を続け、その勢いは2020年現在でも止まる事を知りません。スマホのスゴいところは、他のジャンルの専門分野を次々と吸収して成長を続けている事です。
まず、デビュー当時のiPhoneは、『電話』『ネット』『メール』『iPod』この4つを1つにまとめる目的で作られました。この時点で、4つの専門分野は、スマホの中に入ってしまいました。
その他にも、スマホが吸収したものは沢山ありますね。
電子書籍の管理のしやすさにより『読書』を吸収。それは活字の本だけではなく、マンガ業界も一変させました。
ネットバンキングの便利さで『銀行』を吸収するだけでは収まらず、おサイフケータイの搭載で『現金』を吸収。最近では機能を吸収するだけではなくPayPay等のQRコード決済もあったり、独自の進化を遂げています。
そして最近、特にスゴいのは『ゲーム』と『カメラ』。この2つの大きなマーケットをも完全に吸収しつつあるから怖いのです。
確かに、今でもゲームはPS4のグラフィックの良さや、Switchの楽しさには到達できていないものの、いつでも手軽に遊べる&オンラインとの相性が最高なスマホゲームは、これからも進化を続けるでしょう。
カメラにおいては、その動きがかなり顕著ですね。一昔前は一般ユーザーでもスマホとデジカメを別々に持っている人が多くいました。スマホの小さなセンサーでは、どうしてもデジタル一眼等の圧倒的な画質に勝てるはずもなかったからです。
ですが最近はどうでしょうか?私の住んでいる香川県では、3年に1回、瀬戸内国際芸術祭というイベントがあり、世界中から観光客が瀬戸内の島々を訪れますが、回を重ねるたびに、首にカメラをぶら下げた人の割合が減り、直近の芸術祭では、多くの人がスマホで作品を撮影していました。
カメラはもはや、プロやマニアのための道具になりつつあります。初心者や一般ユーザーの殆どは、ある程度のスマホのカメラがあれば十分に満足できる時代になってきたのです。
では、カメラを例にとって話を続けると、なぜスマホカメラはここまで進化したのでしょうか?専門の機械としての本来のカメラは、なぜここまで売れなくなってきたのでしょうか。
答えは簡単です。『圧倒的画質よりも、大切なものに気づいたから』
写真は、人を圧倒させるためにあるのではありません。プロカメラマンや一部の方はそういう目的で作品作りをされていると思いますが、一般人は違います。多くの方は、SNSにアップしたり、友人とシェアしたり、加工して盛ったり、『楽しむため』に使用しているのです。
『圧倒的画質』と『楽しみ』の2つの要素において、スマホは『楽しみ』の方をかなり重視して進化してきたと思います。
スマホのセンサーサイズなんて、フルサイズ一眼から比べれば本当に豆粒サイズであり、本当にこんなセンサーで写るのか?と心配になる程です。では何故、これほどまでに多くの人が、今までのカメラをあまり使わなくなり、スマホカメラを使うことが多くなったのでしょうか?
答えは『楽だから』だと思います。もう少し詳しく申し上げると、専門的なカメラより圧倒的に使いやすい『UI』と、日々進化を続ける自動認識の『AI』によるコンビネーションでしょうか。
ペット、子供、風景なんかの写真を、とりあえずきれいに残したい一般の(多くの)ユーザーにとって、使いやすいユーザーインターフェイスと、スマホ任せで撮れる自動認識AIの存在は本当に大きいです。
プロカメラマンのように、リアルタイムでマニュアル操作で設定を変えるようなスキルも一般の方には無いわけですし、そっちが目的では無いんですよね。カメラマニアの方はかつての私がそうだったように、操作自体を心の底から楽しむ方も多いですが、多くの方がそうでは無い事は明らかです。
最近のスマホカメラは、本当に全自動化されていて楽ちん。何も考える必要なく、ユーザはただ撮りたいものに向かって、ボタンを押すだけです。
さらに、その写真の使い道は、A1やA0などに引き伸ばして印刷するはずもなく、お互いのスマホの画面同士(どんなに解像度が高くても4K/800万画素程度)で画面上で見るだけなので、圧倒的な画質が不要なんですよね。
すみません、熱くなってしまいました。ここらで私が言いたい事をまとめます。
表題でも提案している、『損切り』と『1点豪華主義』。この意味がなんとなくお分かりになるでしょうか?
まず、今あなたが使っているスマホに少しでも不満を持っているなら、機種変更をお勧めします。スマホは毎日触れ続けるものなので、触れている時間が最も長い家電のひとつでは無いでしょうか?そんな、長時間毎日必ず使うものに、少しでもストレスを感じていては、日々の生活が人生が本当にもったいないです。少しでもそう思うなら、今のスマホを別のものに変える勇気を持ってください。これが『スマホの損切り』です。
例え分割が何回か残っていたり、今手元にお金が少し足りなくても、躊躇せず切ってください。多少のお金は自分が頑張ればなんとかなります。それよりも日々のストレスの積み重ねの方が大問題だと思います。
もうひとつの『1点豪華主義』の勧めというのは、スマホという機械自体が前述の通り、多くの専門業界を1箇所に集めた究極の吸収体だからです。『ネット』『メール』『電話』『音楽』『読書』『お金』『カメラ』『ゲーム』『映画』などなど、生活に必要なもののほぼ全てが1箇所に集めた究極の機械であり、多くの人のライフスタイルに最も身近な相棒だから、ここに全ベットしても良いのでは?という考えです。
例えばゲームに例えるとスマホゲームはどう転んでもPS4のグラフィック性能には絶対勝てません。でも気軽です。どこでも遊べます。会社に持ってきても大丈夫です。
ゲームだけではなくカメラもついています。読書もできます。映画も見れます。振り込みもできます。音楽も聴けます。10年ちょっと前の自分を想像すれば答えは簡単ですが、完全に未来の機械です。ドラえもんのひみつ道具レベルです。
この究極の機械に、自らの全てを注いでも後悔しないと思います。
ただし、私の失敗のように『日本ブランドだから』とか『最新機種だから』とか『高価格だから安心』等という理由で、フラッグシップ機を選んだら痛い目に遭います。
政治的な問題は別として、どこの国が作っても、スマホはスマホです。本当に良いスマホに罪はありません。あなたが一番良いと思うスマホに全ベットしてください。わからなければ私でも良いですし、周りの詳しい人に聞いてみてください。ただし、親身に相談に乗ってくれる親切な店員さんではなく、在庫処分を重視する店員さんの言われるがままに買うのだけはやめてください。
私は日本メーカーを応援したい気持ちもありましたが、あまりにも酷いSHARP AQUOS R5Gを手放し、SAMSUNG Galaxy S20+に乗り換えました。同じ世代の5Gスマホであり、私の住む香川県は完全に5G圏外ながら、この2機種の使い勝手、レスポンス、ストレスの感じ方は雲泥の差です。
この文章を読んでくださった貴方にぴったりなスマホがどうか見つかりますように。陰ながら祈り&応援していますし、私で良ければいくらでも相談に乗りますのでお気軽にコメントやご連絡ください。
長文失礼いたしました。
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