惚気
優しい笑顔で僕を見つめてくる時の顔が好きだ、愛が滲み出て僕を包み込んでくれる感じがする、彼からの愛はいつも暖かい。
めんどくさい事を言っても可愛いねってニコニコしている所が好きだ、僕は貴方の彼氏だから受け止めるのも僕の仕事でしょうと笑ってくれたときにこの人のことなら信じられると思った。
眠いときは決まって甘えてくる所が好きだ、頭を撫でたり膝枕してあげると幸せそうな顔をしていて、僕だけが見られるものなんだと思うと嬉しくなる。
僕のわがままをきいてくれるところが好きだ、お姫様みたいに扱ってくれて、毎日褒めてくれるおかげで僕は僕でいられる。
優しい嘘をついてくれるところが好きだ。
本当は繋げとくだけの通話が好きじゃないくせに、めちゃくちゃ忙しいのに、次の日早起きなのに、僕が電話出来ないのかって悲しそうにすると僕がしたいからって掛けてきてくれる。きっと嘘だ。だけどこの嘘は愛されているんだと思えて好きだ。
最近の少しめんどくさい君が好きだ。
昔は、君は僕のものだよ!みたいな愛情表現は否定されていた気がする、僕は僕のものだし君は君のものだからとか言われて凹んだのを思い出した。僕が永遠に好き?他に僕より良い人いたらそっち選ぶ?とか聞いても、僕はそんな事ないと否定して欲しいだけなのに、それはその時にならなきゃ分からないよ、とか言われて凹んでいた。
のくせに最近は貴方は僕のだからね、他の人にあげないからね。とか、僕よりかっこよくて背が高くて優しい人がいたら僕を振ってその人を選ぶ?とか聞いてくる。
僕は昔の君を真似て答えると、大抵拗ねていて、何だか昔の私みたいだなと思う。そして思う、昔の彼もちゃんと僕を愛していたんだろうと。
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