憧れのドールお迎えまで6年かかった話
このまとめについて
かつて貧乏高校生だった私が、社会人になってドールをお迎えするに至った経緯を綴りました。
ドールをお迎えする前の注意点も最後にまとめてあります。
里子(中古)でドールをお迎えしようか悩んでいる方、推し仕様のドールが欲しい方、いま学生さんでドールをお迎えしようか悩んでいる方々の参考になれば幸いです。
【注意点】
前述のとおり『里子』でドールをお迎えしています。
里子に抵抗のある方はブラウザバックをお勧めします。
ドールにはまったきっかけ
わたしが高校生の頃は様々な作品に影響を受けてきました。
アニメオタクだった私は、その中でもたまたまネットサーフィンで知った『ローゼンメイデン』が気になり、動画視聴サービスで観てみることに。
なんと、めっっっちゃかわいいお人形さんと主人公がハッピーライフを送っているではありませんか!
特に翠星石!この子が口調も見た目も好みすぎました。
ボリューミーな茶髪とスカートで私の心は鷲掴みにされました。
貧乏時代
「わたしもこの子のようなお人形さんと一緒に暮らしたい!」と、
思い立ったはいいものの、当時高校生だった私には大きな壁がありました。
そう、金がないのです。
当時通っていた高校は貧困家庭以外のアルバイトは禁止だったのです。
まったくお金が無いわけではなく、不用品を売ってもらったり、親からのお小遣いも貰っていましたが、それらをかき集めても足りません。
ましてや、かのボークスさんからドールが発売されたのはすでに何年も前…公式ドールのお値段は倍額以上に吊り上がっていました。
そうして、「お迎えしたい!!!」という気持ちを忘れられぬまま進学し、「社会人になったらドールを買うぞ!いつか買うぞ!」と思いながら、日々の社畜生活に耐えていました…
が、引っ越し・転職・転職先でのパワハラと多大なストレスを受け、ついに私はうつ病になりました。
待ちに待った出会い
うつ病になって働けなくなり、療養生活が続いて何か月が経ったでしょうか。幸いにも社畜時代の貯金が少しありました。
ですが毎日が空虚で、ネットショッピングをしては不要になって売るような生活をしていました。
そんなある時、X(旧Twitter)でかわいいドールさんの写真をアップされている方を見かけました。
そういえば、ずーっとほしいと思っていたドール、まだ買えていなかったな…と。
社畜時代は有事のためにとお金を貯めてはいましたが、ほとんど自分のために使えませんでした。
ドールはじっくり自分の好みの子を選んで、お迎えしたいと思っていたのですが、時間さえあればその時は休みたくてたまらなかったのです。
某フリマアプリを開き検索すると、
いるじゃないですか…ずーっっっとあこがれていたあの子が!
はい!気が付いたらポチってましたね!およそ8万円!!!(血涙)
ついに!里子で翠星石ちゃんをお迎えしました~!✨✨✨
どうやら前のオーナー様が翠星石ちゃん仕様にMSDをカスタムした子のようで、あまりにもお顔が解釈一致していたので即・お迎えを決定しました!!!
はわわ…可愛すぎる…(´;ω;`)
うちに翠星石がいるよぅ…夢じゃない、本当にいる…!!!
この時の感動を一生忘れることはないでしょう。
しかし、愚かな私はこの時まだドールを扱うことの大変さを知りませんでした…。
ドールをお迎えするということ
ドールをお迎えするということは、メンテナンスをしながら可愛がっていく覚悟が必要なのでした。
お迎えした子はウィッグに傷みがあり、素体内部の重要な支えとなるゴムも緩んでいる状態でした。
ドールを一度お迎えすると、どんどんお金と手間がかかるとは聞いていたのですが、ここまでとは…慣れないうちはとても大変でした。
鉗子やアイ固定用タック、ヘアケアセットなどを購入したのも結局、翠星石ちゃんが来てからになりました。
賢明な読者様たちは、ドールさんをお迎えする前に用意しましょうね…!
里子・安値でドールをお迎えする危険性
最後に、一番大事な話に触れておきます。
里子や安値でドールを好んでお迎えする方もよくいますが、中にはリキャスト品という海賊版が売りに出されている場合もあります。
私自身、最後までオーナーさんに大事にされていたドールに惹かれ、その後のお世話を引き継ぐ形で里子をお迎えすることがよくあるのですが、今ではもともと入っていた箱や証明書、もともとのメイクがあるかなど確認してから購入するよう気を付けています。
(特にドール専門店以外のECサイト、フリマサイトでの購入は要注意です。)
私の場合、翠星石ちゃんを何も考えず里子としてお迎えしてしまったので、購入前にもっと慎重に見ておくべきだったな、と深く反省しました…。
今、学生さんでお金がないけど安くドールが欲しい、または里子で安くドールが欲しいという方には、年月がかかってもいい、お金に余裕ができてから「値段以上にこの子が欲しい!!!」と思えるドールさんをお迎えしてほしいと私は思います。
社会人になるまでの間、大きめの臨時収入が来るまでの間、長いようで実は結構短いです。
お金が十分にあるときが、ドールさんとのご縁ができた時と考えてよいでしょう。
さいごに
ドールはとても良いです。
お迎えしてから明らかにQOL(死語?)が上がり、薔薇乙女の鞄(DOLK製)までお迎えしてしまいました。
ドールを想い続ける年月が長ければ長いほど、ドールの尊さをより深く味わうことができると私は思っています。
以上、長文にて失礼しました。
皆様、よいドル活を!