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許して、手放して。~高校生、生きやすさについて考える~

私は、私を許した。

中学2年生の秋、精神科に通い始めた。
うつ病・摂食障害・心身症。

薬を処方され、私は障がい者になった。

高校1年生になり、入院のために転院してからは、
双極性障害・自閉症スペクトラム・解離性障害と、診断名が変わった。

障害者手帳を取得した。

高校2年生になると、別の病院で新たに診断名が加わり、
愛着障害、広く言えばPTSDだと診断された。

何が言いたいか。
皿の割れる音が聞こえる家庭で、学歴主義の親を喜ばせるために高校受験のための勉強を続けて、結局残ったのは、”病名”だけだった。

高校生活の中で、5回、私は精神科で入院を経験した。


5回目の入院生活で、私は、私を許した。

眠りたければ眠ればいい。
眠りたくないときは起きてればいい。

食べたいときは食べたらいいし、
食べたくなければ食べなきゃいい。

人と話したければ、相手の都合なんて考えずひたすら話せばいいし、
話したくないときはしゃべらなければいい。

聞きたくないことには耳をふさげばいいし、
見たくないものには目を閉じればいい。

全部を遮断したって、
自分を傷つけたって、
人に迷惑をかけたって、生きてていい。

楽になっていい。苦しくてもいい。
人を傷つけてもいい。わがまま言っていい。

私は、私を許した。

生きるためなら。何をしても、何をしなくてもいい。

自分を許し、他人を許し、荷物を手放して、生きていく。

朝にアイス、食べようよ。


高校3年生、秋のひとりごと。



おすそわけ

シーグラス。きらきらだね。


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