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日記・2024/11/20(雨が降ったら)

傘がいなくなってしまいました。

ビニール傘にお気に入りの天使のシールを貼って、「これは自分のもの」と自分でわかるように工夫したつもりだったのですが、いなくなってしまいました。

そんなことはどうでもいい(どうでもよくはない)のですが、
雨が降ったらどうしようかなとふと考えました。

出かけたい時に雨が降っていたら。
ずぶ濡れになって傘を買いに行くのもいいかな、なんて考えました。

今日は雨が降っていないから、とりあえず百均にレインコートを買いに行くのもいいかな、
なんて考えました。

そういえば、壊れかけの、祖母が貸してくれた折りたたみ傘がどこかにまだ眠っていたような。
部屋の中を探してみるのもいいかな、
なんて考えました。


教科書に載っていた朝を繋いでいくあの詩を、また読みたくなりました。

永遠なんてないとわかっていても、明日が来ることを、どこか当たり前に思っている自分がいました。
今日に似た明日がずっと続くことを、どこかで期待していました。

言葉の美しさを、言葉の面白さを、今よりもっと幼かった私に、一番身近な方法で伝えてくれたあなたに、あなたの詩に、心から感謝しています。

恥ずかしながら今、あの頃読んだスイミーの内容を、鮮明に思い出すことができません。

今日は傘のことは忘れて、図書館に行くのもいいかな、
なんて考えました。


3月で自立援助ホームを出ようと思います。
県内の私立大学を、一般入試で受験することに決めました。
今年は受験を諦めて一浪するつもりで日々を過ごしていたのですが、奨学金の採用候補者に選ばれたと通知書が届いた時、「大学生になりたい」と強く思いました。

(ひっそり消してしまったあの目標宣言の投稿は、覚えてくださっている方がもしいたら、記憶を上書きしてくださると幸いです。)

大学に受かっても、受からなくても、一人暮らしをしようと考えています。

孤独になるような一人暮らしは私は怖くて、支援を受けながらの一人暮らしができるように、道を整えている段階です。

海の見える地域で暮らせるのは、あと約4ヶ月になりました。
手放された私を受け入れてくれた今のホームに、不信感もあり、感謝の気持ちもあり、思うことはたくさんあり。
たくさん考えても、最終的に浮かぶ感情は、「ありがとう」の感謝の気持ちでした。
残り4ヶ月、「ありがとう」が伝わるような過ごし方ができたらいいなと考えています。



不安を少し吐いてみます。

進学資金、覚悟はしていたけれど、0の数を改めて見ると不安になります。
入学前に納入する分、入学後に必要な費用。
入学式ではスーツを着るのでしょうか。
入学後はパソコンでレポートを制作するのでしょうか。
通学のために定期券を購入するのでしょうか。

入学金、学費、教材費は大学の資料を見て想像がついても、他の部分ではどのくらいお金がかかるのでしょう。

貯金額はメンタルに直結する、と、現在大学生の先輩に言われたことがありましたが、通帳を記帳した際に0になったら恐怖だな、くらいの想像しかできません。

予期不安がありすぎても良くないですが、不安な部分に根をはって、不安が最大限にならないように進学の準備をしています。



1300字の文章を1日分の日記と呼べるのか、と、タイトルをつけた自分に問いたいと思ったところで、11/20の日記はおわります。

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