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新宿西口ミロードの「太陽のトマト麺withチーズ」

観劇のときは観劇前にご飯を食べるか、後に食べるか悩む。

この日はとりあえず18時の開演前にモスバーガーを食べて、20時終演のあとご飯を食べる。モスバーガー食べたのにお腹空いたね、ごはん食べよう、何がいい?とりあえず王子は帰りにくいしお腹空いたから新宿に行こう。

新宿はエリアが広いし、なんでもあるがゆえになんにもない。「じゃあ新宿西口ミロードのレストラン街行かない?」と聞くと、いいですよ、と言われたので行く。新宿で困ったときはミロードのレストラン街。そう決まってる。お手頃価格でいろんなごはんがそろってる。バカみたいに混むこともない。小田急ポイントも貯まるし。

「何にしようか」とレストラン一覧を見ていると、「トマト麺食べたことない」と後輩。「トマト麺どうですか。先輩となら失敗してもよさそうだし」「お、バカにしてんのか?」とかなんとか言いつつ入店。実はわたしも食べたかったし、後輩となら失敗してもよさそう。

カウンターに通されてお茶が出てくる。麦茶?ハーブティー?みたいな味のするお茶を出されて嬉しい。めちゃくちゃおいしい。ジャスミン緑茶らしいけど、緑茶の飲みやすさにジャスミンの爽やかさが加わって美味しい。のど乾いてたから余計においしい。「水がおいしい~!」「いやお茶ですから」後輩はわたしの細かい言い間違いも拾ってくる。

店員さんによると、オススメはトマト麺、チーズトマト麺、太陽のチーズラーメン麺 with 魅惑のラクレットらしい。ボス、中ボス、ラスボスって感じ?うーん、ボスのトマト麺じゃ味気なさそうだからチーズトマト麺にしようか、そうしよう、チーズトマト麺2つで!

最近どう?旅行いきたいね。このホテルに泊まりたいんだけどどうかな?とか話していたらすぐにラーメンが来る。いや、トマト麺が来る。まごうことなきトマト。トマトパスタみたいな匂いがする。いざ実食!と麺を持ち上げると意外と細麺で驚く。「細麺なんだね」「そうですね」

どんなお味がするんだろう、とドキドキしていたが、美味しい。「パスタがラーメンになったって感じではないんですね」それはそうだろうよ。「細麺なのがいいよね」「細麺は食べやすい」やたらと細麺を褒める二人。野菜も肉もおいしい。この野菜と肉なんなんだろう。一つもわからない。野菜は江戸菜ってホームページに書いてあった。

細麺、具、スープ、たまにチーズ、と食べ進めていく。思っている以上にチーズが伸びる。チーズだけで全然味かわる。ラクレットだったら結構味変わるだろうな。トマト麺っていうか、チーズ麺になりそう。

食べつつ会話。「彼女と最近どうなの?」「あちらから別れようって言わない限り別れないけど、付き合っている意味もないみたいな感じです」「はあ」「あんまり連絡しないようにしてます」「楽しいの?」「でも、かわいいので」「はあ」難しいな。

「そういえば、メニューに締めのリゾットあったね」「ありましたね」「食べようか」「そうしましょう」「ダイエットしてなかった?大丈夫?」後輩は固形物を食べないダイエットをしている、とここに来るまでに話していた。「せっかく来た場所では全部楽しみたいと思っているので大丈夫です」うーん、いいこと言うね。

「リゾット食べたいんですけど、どれを頼めばいいですか」と店員さんに聞くと、「あ、大きさで種類違うんです」との答え。一番小さい「らぁリゾ」を頼む。

待っている間に会話。「めちゃくちゃなイケメンになりたい。かわいい子とは別れたくないな〜って思うじゃないですか。イケメンになったら、別れたくないって言われるはずです」「いや今でもイケメンじゃん」「及第点じゃダメなんです。絶対離したくないくらいのイケメンにならないと」「はあ……」とか言っていると出てくる。ご飯の上にふりかけみたいなスパイスみたいなのが乗っかっている。それをスープにドーン!「これってスープ全部飲まなきゃいけないやつじゃないですか」「たしかに」「スープ全部飲むの、いつぶりだろう」大人になったよねわたしたちも。

肝心のリゾットは、美味しい。トマトリゾット食べている感覚。きっとチーズが多いほうが美味しいんだろうな、と思いつつ、完食。さっぱりしたトマトスープなので全然飲み干せる。「おいしかったですね」「思った以上においしかったね」「ですね」「じゃあ帰ろう」「はい」

会計をして店を出て、改めてメニューを見るとラクレットだとチーズの種類も選べるらしい。いいな。それいいな。次はそれにしよう。あと、多分リゾットはスープにドーン!じゃなくて、ご飯の上にスープをジャー!が正解だったのかもしれない。でも、混ざればどっちでもいいか。美味しかったから問題はない。


応援があると人は強くなる。例外なくわたしもそのはずです。