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季節が変わるたびに「着る服がない」と言っている気がする

「去年のわたしは一体何を着ていたんだ?」

毎年、そろそろ半袖で過ごすのが厳しくなってきた秋のはじまりと、大気から刺すような冷たさがなくなった春のはじまりに、わたしが必ず言う台詞。

春も秋も、まさか何も着ていないわけではあるまいし。
何かしらの服を身につけて過ごしているはずなのに、次の年になると決まって、着られる服のレパートリーの少なさに驚愕するのだ。
元々着るものをたくさん持つタイプではないから、これでは一週間も回せないんじゃないかといつも焦る。


春と秋は、夏と冬に比べてあきらかに短い。
毎年、持ち合わせた服でなんとか着まわしながら「来週こそ買い物に行こう」と思っているうちに、季節の終わりが見えてくる。
そして「まあ来年買えばいっか」と言って、大して服が増えないまま次の季節に突入してしまうのが、お決まりのパターンだ。
冬に差し掛かるいま、まさに同じことを繰り返そうとしている。

買い物って、すごく疲れるのだ。
わたしだって、新しい洋服を手に入れること自体はとてもわくわくするのだけど、優柔不断なのもあって、比較検討して「これだ!」と思えるアイテムを決めるまでにかなりのエネルギーを消耗してしまう。特に実店舗だと。


なんだか、自分のものぐさな部分をさらけ出すだけのnoteになってしまった。
自分に似合う、質の良い服を少しだけ持つ生活にあこがれるのだけど、まだまだ「ただの着る服がない人間」を脱却できそうにない。


(598字)

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