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新潟に行ってきました 〜ホラーにふれる展 -映画美術の世界-
以前から気になっていた新潟県立自然科学館とBSN新潟放送 が共同主催しているイベント
夏の特別展『ホラーにふれる展 -映画美術の世界-』
(以下、ホラーにふれる展)が絶賛開催中とのことで行ってきました。あ、期間は2024年9月1日(日)までです。
•ホラーにふれる展とは
ホラーにふれる展は歌舞伎演劇や映画等の芸能関連や不動産業などを生業としている松竹株式会社。
その松竹の培ってきた舞台芸術を屋台骨とする、1998年より展開するホラーブランド、 松竹お化け屋本舗 が企画・製作に携わった、
見て・触って・撮って” 楽しめる!
をキャッチコピーとしたエンターテイメントプログラムです。
と、いう訳で前置きはさて置き、早速向かいましょう。
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大きな建屋なのですぐ判ります。
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スタッフさんからのアナウンスが初っ端から…。
•一部の展示物は撮影🆗お触り🆗セットへの侵入🆗(解説付き)!!
との事。
なのでこの時点でボルテージは最高潮!!。
およそホラーコンテンツに似つかわしくないテンションで中へと向かった。
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というか、ここがホラーにふれる展の入口である。
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全体的に一つひとつの展示物同士のスペースは広めにとってあり、心ゆくまでのんびりと観察や体験ができる。
その証拠になるかどうかはさて置き、
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もちろん同時に他のお客さんもおられるので、職人芸の域で造られていて恐怖感バリバリなのに、
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何だかいい感じに脳がバグってくる。
というかこの感覚を表現する言葉を持っていない(笑)
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ちなみにこの様な素晴らしいセットの裏側にも回ることができて、
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外側ではしっかりと「魅せ」て、裏側に回るとしっかりと構造や仕掛けを「見せ」る。
こんな箇所にも舞台芸術の積み重ねが活きている。
…なーんてのは見える箇所に限って、の話。
幽霊や怪異は見える所にいるだけでは、ない。
ヤツラハ、み゙、ミゑ無イバ処ニも゙、ひ、ひソンでゐるの駄…。
(奴らは、見えない場所にも潜んでいるのだ…の意。
はい悪ふざけし過ぎですね。)
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来館時のお召し物によってはお会いできない。
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ちなみにボクは相方に言われるまで発見できず。
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だが場の雰囲気で恐怖より感嘆が優ってしまいK.O.。
ふと気が付いて探してみると…いるわいるわ。
隠れミッ○ーならぬ隠れ怪異のオンパレード。
実はこの他にもわんさかといて、シャイなアイツらはあなたが発見してくれるのをジッと待ってるのです。
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解説してくれたり、
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至れり尽くせりな時間を過ごせる。
お化け屋敷や体験型アトラクションで見かけたりする恐怖演出も、昔ながらの光を使った技術からCGを用いた演出まで、余すところ無く解説+展示されており…などなど、
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•何故、新潟開催なのか
松竹の伝統と技術の粋を集め、体感どころか手に取ることもでき、ホラーファンも怖いものが苦手な人も一旦入館したら楽しめる。
こんな奇跡のようなイベントが新潟県で開催されている。
けれども疑問にも思う。
何故、新潟で開催されたのか。
直接、スタッフさんにお訪ねしたら、突然の質疑にも拘らず快く対応していただいた(その説はありがとうございました!!)。
ざっくりとした理由として、どうやら自然科学館側の夏季の企画展示を探していたところに、松竹お化け屋本舗の今企画を発見。
打診してみたら合意が取れ、今回の開催に至った…との事。
確かに天井も床面積も有ればこそ、の企画(新潟県立自然科学館は本当縦にも横にもデカい)。
現実問題として屋内に大きなセットごと持ち込み、更に集客をして展示する…なんて場所は限られてくる。
云わば企画や条件的にも相互の利害が一致…というか、此度の「ホラーにふれる展」のコンセプトから言って完全に利しかないし、このタッグだからこそ詰め込み過ぎず、ゆったりと楽しめたのだと断言できる。
•まとめ
先でも触れた通り、怖いものが苦手な人でもお勧めできる奇跡の展覧会です。
なんと会場の造り自体が高さ/広さ/奥行き全てにおいて余裕があり、いざとなったら避難し放題です(笑)。
ホラーやお化け屋敷が好きな人は必見です。
松竹が現代まで継承•発展させてきた造形技術や特殊効果に直接触れられるチャンスは滅多にないかもしれません。
新潟県立自然科学館は磐越自動車道の新潟中央ICからもほど近く、アクセスも良好。
そして更に
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昼間の明るいうちから「ホラーにふれる展」で納涼を愉しみ、夜は新潟の地酒を引っ掛けながら美食を愉しむ…。
幽霊の出現する相場は夜間なので概念が捻じ曲がっている様ですが、ひと夏の旅行がてらに行くのもオススメです。
ちなみにこの「ホラーにふれる展」を抜きにしても、新潟県立自然科学館内にはプラネタリウムが常設してあったり、
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とても素敵で面白い場所なので、常設展目当てで遊びに行っても楽しそうです。
※: 館内に隠れた目玉が二つ、落ちています(ボソッ)。
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