空のリュックにつまっているもの。
ここ数年、使い続けているカンケンリュック。
最初はパリッとしていたのが、くたっとなじんできて、最近とてもいい感じ。
北川、いつもこれ持ってるよね、のアイテムのひとつです。
基本、リュックひとつで移動する。楽だし、なんでか分からないが、やたら荷物が多いからだ。ほっとくと、中身が増えていることもよくある。なんでだろう。七不思議です。
そんなんだから、すぐカバンをダメにする。
前はアネロを使ってて、こいつもすごく使い勝手のいい子だったのだけど、使いつぶしてしまい、買い替えることになった。
せっかくだから、次はもう少しお金をかけて、丈夫なリュックを買おう。デザインは持ってて飽きのこないやつ。
今まで使っていたプチプラのかわいいリュックも、大学生が使うようなデイバックもピンと来ない。高級ブランドは気軽に使えないし、でもアネロを買いなおすのもなあ…と、
そこで行き着いたのが、フェールラーベンのカンケンだった。
お母さんと子どもとおそろいで持っている写真を見て、いいなあ、って。
年齢問わずに持てるデザインとか、いろいろ理由はあるんだけど、その写真が、なんだかとても幸せそうに見えたのだ。
一緒に持って出かけた思い出も、リュックにつめこめる気がして、『これにしよう。』と、新宿の小田急デパートに足を運んだ。
結局、ネットで買ったんだけど。
カンケンリュックは、スウェーデンのランドセルだけあって、かなり耐久性がすごい。
ネットで、とにかく丈夫です！と謳う評判を見て、『そうは言うけど、どんなもんじゃい。』と思っていたが、やはりえらいもので全然余裕。びくともしない(？)。
いつもはどんどんしおれてしまう姿が、カンケンは味になって出てくる
使っている間に小さな傷だったり、使いジワだったり、自分の使い方に合わせた個性がにじんできて、じんわり良い味が出てきた。
持ちものがお気に入り、っていい。カバンもそうだし、中身も全部お気に入りだと見るたびにテンションが上がる。
使うたびに楽しい。時間をかけて悩んだ甲斐があった。
自分は変わっていくものだから、好みが変わってしまって、合わなくなったりすることもある。
だから、今も好き、これからも好きでいられそう、でカンケンは選んだ。悪くない選択だったと思う。
もうしばらく、雑な主人におつきあい願おう。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
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