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希薄なイメージを逆手に取る

漫画や小説を読んだあと映像化された作品を見ると、

声が違う。

と、思うことないでしょうか。

これは作品に対し、自分のイメージが出来上がっているからです。

逆に、映像化された作品を見た後に原作を読むと、

映像化された作品の声そのままで物語がすんなり入ってきます。

イメージが新たに構築されることはなく映像の上書きは発生しません。

勿論、中には可逆的に後から原作を読んでもイメージが構築できるクリエイティブな方もいるかもしれません。

しかし大多数の方は先に見た映像に引っ張られ、イメージを新たに構築することは難しいのではないでしょうか。

イメージとはそれだけ繊細で希薄なものなのです。

そして、ひとたびイメージが上書きされると、がっかりしたりするのです。

人は第一印象、ファーストコンタクトを大切にする傾向がありますが、

言い換えると先に述べた、自分の作り上げたイメージを大切にする傾向があるということです。

人によりこの傾向の強弱はあると思います。

もしこの傾向が強い人は、映像化された作品を後から見るのは向かないかもしれないですね。

また、マッチングアプリもメッセージ交換を長引かせる前に会うべきですね(笑)


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