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小さなスマホが

小さなスマホが、大きなネットワークが、一年前やそれより前に私が経験したことをこまめに教えてくれる。もし私がまめな人間だったら、もう手帳も開かないで一年前の私のしたことを機械やそうでないものが教えてくれる。手帳もスマホも自分で管理していると思い込んでいるけど、私は管理されていた。

記憶は得体のしれない感情も思い起こさせる。忘れたいことまで、ただものではない「もの」がわざわざ運んできて、私はたじろぐ。

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