【2024年夏バックパック】欧州のフランス語圏諸国でスタートアップリサーチ
大学生最後の夏休みはヨーロッパで。8月23日から9月8日までヨーロッパを尋ねました。
今回の滞在国はルクセンブルク、ベルギー、フランス、スイス。偶然にも全てフランス語圏の国で大学最後の夏休みを堪能。
今回の渡航の目的は主に3つです。
1つ目は大学のゼミのスタートアップ関連の研究発表をルクセンブルクで行うこと。
2つ目はスタートアップのインキュベーター訪問。
3つ目は大学院の情報収集。
今回の旅を通じて自分の覚悟を決めることができました。したがって、noteに書いておきます。
①ルクセンブルクでの研究発表
公共交通機関が無料の最強国、ルクセンブルクではサーキュラーエコノミーの分野で、バッテリーのアップサイクリングを行い、EUも注目しているスタートアップ、Circu Li-ionに対してプレゼンを行いました。
Circu Li-ionは昨年すでにシードラウンドにて8.5M€を資金調達しています。シードラウンドで10億円強はスケールが違いすぎる。
ルクセンブルクには、日本を代表する宇宙系企業のiSpaceの欧州オフィスもありますし、スタートアップ政策に精を出している印象です。Banque Internationale à Luxembourg (通称BIL)などの巨大銀行を中心に、金融ファクターを土台としたスタートアップエコシステムが形成されていました。
地理的アドバンテージもあり、パリやデュッセルドルフ、フランクフルト、ブリュッセルにも5時間もかからず車で移動できます。JETROの欧州オフィスにもアクセスが良いみたい。
各地を動き回りたいスタートアップにとってはルクセンブルクは良い国かもです。
一緒にプロジェクトをしたルクセンブルク大の学生たちもかなり優秀で、特に理系の学部は合格率3%の席を争うそうらしく。理系学部では、当大学はデータ系に強く、FinancexDataの文脈で理系に行く子も多いと言っていました。
僕たちの発表の様子が在ルクセンブルク日本大使館のウェブサイトにも載ったようなので、ぜひご覧ください!
関係者の皆さま、最高の機会をいただきありがとうございました。ルクセンブルク大好きになりました。
②インキュベーター訪問
僕は現在、欧州進学と同時に、起業を視野に自分の事業アイデアのブラッシュアップを進めています。(起業支援のある国へ進学するので当然ですが)
そこで大事なのが、スタートアップを様々に支援してくれるインキュベーターの存在です。
今回はずっと訪ねてみたかったフランス・パリのStationFとスイス・ジュネーヴにあるFONGITに訪問することができました。
自分が志望しているフランスのビジネススクールとも提携しているStationF。近い将来自分がここで汗を流している絵をイメージを想像しながら、より強い覚悟が心の中で芽生えました。
StationFの次はスイス・ジュネーヴにあるFONGITに訪問。ご紹介にてお繋ぎいただき、訪問することができました。今後も人とのご縁にはしっかり時間をかける人間でありたい。
なかなかユニークな取り組みをしているインキュベーターでした。コミュニティを重視して、ネットワーキングイベント(基本無料)やワークショップも毎週開催しているらしいです。
日本でもインキュベーターが増えてきていますが、イノベーション大国の真似するだけじゃ良いスタートアップ誘致できないだろうなと感じました。
何か独自の軸を新たに作って、インキュベーターも設計するべきだなと。
スイスのFONGITではそんな考えが自然と頭に浮かびました。
日本は食べ物が美味すぎるので、カフェテリアを超充実させて、飯が美味すぎるインキュベーターでも良いと思うんですよね(笑)
アイデアが料理中とか食事中に生まれたケースもあるとよく聞くので、割と真面目に良さそうな仕掛けではないでしょうか😎
自分がちょうど滞在していた4日間の内の、9/5はスイスの祝日だったようで。訪問日の6日も施設の中にはあまり人がおらず。。
そんな中、施設をガイドしてくれたアレクサンヌさんに感謝です。
山と湖が近くにあるジュネーヴは環境が最高で、個人的にはスイスでは仕事モードが入りやすく、色々と作業も進めることができました。
③大学院の情報収集
パリでは自分の目指している学校に在学されている方とお会いし、お話しできました。スタートアップの創業初期からIPOまで関わったご実績がある方だったこともあり、話の随所で頭の回転の速さや、その方の考えなど学ぶことがたくさんありました。
加えて、昨年J-StarXでフィンランドに引率してくださった方とも再会でき、パリで夕食をご一緒させていただきました。現在はフランスでスタートアップとイノベーションについてアンテナを張ってご活躍されているようでした。
皆さんとお話しできて良かった点は着実にフランスがスタートアップ国として成長していること。各学校もそれに応じて変化してきていることでした。実際に目で見ている皆さんの一次情報はネット上にあるデータ以上だろう、と思っています。
世界で自分の意志を持ち、行動されている先輩方に多くの刺激を注入していただけました。
数年後にまたパリで皆さんに良いご報告ができると良いな!
今回の旅で、欧州のスタートアップ周りの方々と密接にお話させていただいた中で、欧州に身を置き、大学院に行く前に欧州で一回本気で働いてみたいという欲が出てきました。
来年の自分はどこで、何をしているか。これを見返している数か月後の自分のみが知っていると思います。
今回の旅で色々と覚悟も決まり、日本を去る前に最後、スモールで起業してみたいなという気持ちも湧いてきました。
ベクトルは常に自分に!謙虚に邁進。
P.S. 本記事内では一部しかまとめていませんので、インキュベーターの詳細など知りたい方はXやLinkedinにてお気軽にご連絡ください!
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