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第23話 神様が、またやってくれた!(転生神語)

流行り病の影響で、出勤日が減り、家で過ごす時間が増えたが、仕事を辞めたら、ますます時間ができた。一人で、面白そうな展示を探して、見に行ったり、食べ歩きもやったりしたが、それも、面倒になり、買い物以外は、家で、好きな映画を観るような生活をしていた。

ある夏の日、外は暑いので、家でゴロゴロしていたが、無性に身体を動かしたくなった。動画を観ながら、家でやっていても、面白くない。
「あー、踊りに行きたいなー」
しかし、クラブに一人で踊りに行く勇気も無い。どうしようかと考えていたら、ジムのダンスなら踊れるし、それなら行けるなと、思い付いた。

今まで、ジャズダンス、ZUMBA、エアロビ、ボクササイズ、ヨガ、フラとかやっていたから、身体を動かすのは慣れている。そこで、隣り駅に、単発で通えるZUMBAクラスを見つけた。
早速、予約して、行ってみた。一歩足を踏み入れた途端、ぶっ飛びそうになった。

え〜、ミラーボールがある‼︎

そこは、レンタルルームで、ダンスパーティーとかできる様な部屋だった。

「神様、また、やったな(笑)」

大音響の音楽と、光のプリズムの中で、一時間、踊った。もう楽し過ぎた!大満足だった!
クラスは、みんな常連さんで、新入りの私に、すごく親切にしてくれた。帰りがけ、
「どう!これ!」
って、神様が、得意気に言ってる感じがした。

こういう楽しいのは、大歓迎。今度は、どんな事で、私を喜ばせてくれるのか?すごく楽しみだった。でも、人生を左右する様な出来事ではないから、

「神様、今度は、もっと大きなプレゼントね!」

飽き性

自分の感情に蓋をしなくなったら、自分が、かなりの飽き性だって分かった。しかも、飽きるスピードが、半端ない。そのダンスクラスも、数回行ったら、満足してしまい、止めてしまった。
同じ事を繰り返していても、平気な人もいるが、私には到底無理だ。

我慢はダメ

飽きれば、面白くなくなる。しかし、惰性で続けていたら、自覚が無くても、我慢してるってことになるから、自分に、プラスにならない。面白くないことを続けていると、心身のストレスになり、それを発散しようと、お金を使ったりしてしまう。そういうことは、もう、散々経験してきた。

仕事は、嫌だったけれど、生活のため、簡単に辞められなかったが、私は、少しでも「嫌だ」とか、「面白くない」って、思ったら、さっと止めるように心がけた。

不思議なことに、我慢することをどんどん減らしていったら、お金を含め、ラッキーな事やお得な事が、増えてきた。

神様って、我慢しない人、好きなんだ!

「飽きる」ってことは、「長続きしない」ってことで、私は、ずっと悪いことだと、思っていたけれど、逆だった。
だから、これからも、どんどん飽きるから、

神様、大きな、大きな、プレゼントをちょうだいね‼︎

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