ときどき『ご褒美』をあげてみる
私が患者さんと話をするとき、一番気をつけているのが『〇〇してはいけない』という話をしないことです。
ただでさえストレスの多い40代のあなたに。
・塩分はダメ
・炭水化物はダメ
・揚げ物はダメ
・甘いものはダメ
などと、あれこれ言いたくなかったからです。
実際のところ、こうした健康ルールは、すでにあなたもご存じなはず。
健康診断で、お医者さんから警告めいた口調で、聞かされている人もいるかもしれませんね。
同じ医療の現場に立つ身として思うことは、こうした警告が、しばしばマイナスに働くことがあるということです。
このあたりも含め、あなたが健康を手に入れるためのヒントをお届けしていきます。
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このnoteは、ラジオ番組『大人の健康学院』のテキスト版です。
文字で楽しむのはもちろん、下記リンクより音声視聴もOK。
あなたのお好きなスタイルで、お楽しみください。
ラジオ配信は、こちら▼
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健康を考えずに食べる日があってもいい
例えばもともと、揚げ物やファーストフードが好きだった人が、頑張ってヘルシーな食生活を目指そうとすると。
ある時、突然反動が来て『前よりさらに不健康になる危険性』があります。
実際、糖尿病の人が『規則正しい食生活』を一定期間頑張って続けた後、ある日嫌気がさして全部投げ出し、かえって病気を進行させてしまったというケースも。
我慢しすぎが悪い結果を生むのは、ダイエットのリバウンドの関係にも似ているかもしれません。
そうした反応を防ぐには、完璧を目指さないことです。
体に悪いけれど食べたいものや、不健康だとわかっていてもやめられない食習慣を我慢しないためのテクニックです。
不健康なものを少しだけ健康な方向へアレンジする知恵を持てば、さほど我慢せずにリスクを抑えることができます。
とはいえ、それでもなお『思いっきり食べたいものを食べたい』という気持ちがくすぶり続けるのも確かです。
ならばそこでも我慢する必要はありません。
時には、健康のことなど全く考えない日を設け、食べることを楽しめばいいのです。
たまの祭りでガス抜きを
働く人にとって、平日は基本的に『不自由な食事の日』です
その不自由なポイントは3つ。
・好きなものを食べられない
・好きな相手と食べられない
・好きな時間に食べられない
週末のどちらか1日は、この3つの不自由ポイントをリセットした『ご褒美デー』にしましょう。
食べたいものを好きなだけ食べる、気の置けない仲間や恋人・家族など好きな人と食卓を囲む。
こんな時間に食べたら太るなど考えずに、好きな時に食べる。
いわば一種の『祭り』です。
ジャンクフード祭りをするもよし
夜中まで飲むもよし
自由に楽しみましょう。
人は禁じられたことを行うのが好きなもの。
これくらいの反則は十分ゆるされてしかるべきです。
むしろこうして、時々ガス抜きをすることで、長期的に心身の健康を保つことができるのです。
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