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ロードバイク日記 -富士ヒルクライム2024(レース編)-

昨年に引き続き、富士ヒルクライムに参戦してきました。年1回の体力測定だと思って、出来るだけ参戦する様にしています。この記録は、私の備忘録なので、ご容赦を。

今年は第7スタートの、恐らく2番目のウェーブからの出走でした。

まずは無理ない範囲で1合目までをクリア、その後、赤いパナモリの方に追い付かれたので、少しペースを上げて、暫くご一緒させて頂きました。と言っても、張り付いたのではなく、斜度が弱くなると離され、キツくなると追い付く、を繰り返してましたが、途中で300w近いと教えて頂いたので、少しペースを緩めます。記録を狙うなら、ここで付いていた方が良かったのかもしれません。

そこから先は淡々と自分のペースで回し、無難に中盤をクリアします。心拍も9割ほど。サボり過ぎかも、とか思い始め、少し不安になります。
(パワメ無し、途中の目標タイムの設定もしていなかったので、走れてたかどうか、全く分かりませんでした)

遅いのか速いのか、まるで見当が付かなかったので、インナーからアウターに切り替えて回し始めます。アウターにした事で、ダンシングで得られる推進力も効率良くなります。

最終盤は平坦区間が多くなりますが、今回ここでスプリント出来たのは、上出来でした。去年は根性入れて30km/hが出せた事が収穫でしたが、今回は38km/hまで上げられました。どうせなら40km/hまで上げたかったのですが、それは次ですね。
ゴール前の最後の登りは流石に少しバテましたが、今年も無事に完走出来ました。

全体的に、無計画に走った割に、手元の時計では84分ほどでしたので、想定の範囲内の数字は出ました。
因みに公式記録は1時間23分39秒でした。

今年は下山直後に記録証を頂けました

この記録ですが、日常得ていたデータから、想定内ではありましたが、その下限値でした。(実は80分前後までいけるかも、と思っていた)

FTPは229w(3.9w/kg)有りましたし、210w平均で走れば80分前後と思っていましたが、ここ1ヶ月ほど特に左膝が怪しかったため、かなり抑えめに回していました。それでも心肺より先に脚が無くなりました。

実際、心拍のデータを確認しましたが、昨年から4分半も短縮した割に、Z5に入る事なく完走してます。

昨年の心拍データ。ダウンヒルも含みます。
今回の心拍データ。Z5になる事なく、完走です。こちらもダウンヒルを含みます。

でもまぁ余裕を持って80分台で登れる脚力がついた、と言うことで、良い事にします。

さて、パワーメータは無いので、Strava上の推定値になりますが、前回は4kmほどまでは200wを超えていましたが、そこからは180〜190wほど、最後の最後でもがいて210w前後まで持ち直してゴールでした。Strava上の『富士ヒルクライム』セグメントでは189w(3.1w/kg)、85分58秒でした。富士ヒルの公式タイムは88分14秒です。

今回は、前半1/3は210w〜230w、中盤の1/3は190w前後、終盤は200wで最終盤は230wまで上がってました。結果、203w(3.3w/kg)、81分35秒、富士ヒルの公式タイムは83分39秒です。

ついでに、今年は試走に行けなかったので、代わりにZwiftでの試走でしたが、この時は205w、81分51秒です。ただし、この時の心拍数は、ほぼ昨年の富士ヒルでのデータと似た様な内容でした。
ほぼ同じパワーで、心拍数が大きく違う事については、別の機会に考察します。

Zwift上の富士ヒルを走った結果。

さて、これらの情報を元に今回の富士ヒルの総評は以下となりました。

①心肺は、まだまだ余裕があった
現状でも、恐らく、あと2、3分は短縮出来た。
まぁ記録狙いでは無いのですが、FTPが250wを超えてシルバーが射程圏内なら、もう少し踏んだのでしょうが、まだそこは遠そうです。
余裕を持って90分内なら、体力測定の結果としては満足です。

②トレーニングの仕方
毎日、ほぼZwiftでのトレーニングでしたが、ここ2、3ヶ月はペースが上がり過ぎてました。加えて、楽なペダリングの研究のため、踏むポイントを変えたり、筋肉の使い方を変えたり、試行錯誤してましたが、結果、膝を痛める直前まで追い込んでしまいました。まぁ、やり過ぎです。

因みに、1週間前にAACRで初めて150km超を走り、回復しないままに富士ヒル本番突入したのも遠因ですかね。でもまぁこれはしょうがない。

③機材変更の効果はあったのだとは思う
前回大会からの変更は、
シートポスト → 中華カーボンに変更
タイヤ → Agilest TLRからAgilest FAST+TPU
使わないボトルケージは撤去したけど、GoProは搭載でした。
ちゃんと測って無いですが、200gほどは軽くなったと思います。またタイヤの転がりは相当、良化したと思います。
シートポストの軽量化は、それなりに効果があった気がします。特にダンシングの際のフリが軽くなりました。
また昨年同様、ライトは前後装備、勿論ベルあり。ボトルは中身半分以下(結局、今年も飲まなかった)、レース前にActibikeを1つ飲んでからスタートしています。

④身体への影響
昨年の富士ヒルの試走では足の痺れやお尻の痛みに悩まされていました。
そこで、使えるポジションを増やしたり、踏み方を変える練習をしたりして、軽減措置としたのですが、それでもレース当日は痛みや痺れに悩まされていました。
今回は、ほぼSTIポジションでしたが、踏み方やサドルの位置を意識して変えてみたところ、単に踏み続けるより、大幅に負担が改善され、結果、足の痺れに悩まされる事なく、完走しています。

さて、レース翌日なんですが、両手、両腕の疲労が顕著でした。
下山のタイミングで雨が本降りとなる中で約1時間のダウンヒル、寒さに震えながらブレーキ掛けっぱなしだったのが原因と思われます。
レース走行中より遥かに緊張して走っていましたので、相当負荷が高かったと推測しています。
(その話もまた、どこかで書きます)


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