快適。公園の駐車場で仕事。

相変わらず在宅勤務が続いている。もう1年は過ぎた。週に1回は会社にいくことにしているが、出勤はそれなりにリフレッシュできるものの、やはり電車に乗って家と会社の往復は疲れる。

家にばかりいると体力が減退するので、ジョギングやウォーキングをしたり、ジムへも時々行くが、体力減少のスピードが速く、全然追い付いていない。また、久しぶりの外界との接触に気疲れしているのかも知れない。

たまに近所の喫茶店にPCを持ち込んで仕事をするが、コーヒー一杯で何時間もいるのも辛く、又、主婦やお年寄りのグループのおしゃべりが気になって集中力が持たない。

また、コーヒーを飲むと煙草を吸いたくなるが、最近の喫茶店はほとんどが禁煙だ。受動喫煙防止法とかいう法律の施行に加えてコロナ禍で喫煙ブースも閉鎖されている。

かと言って、家での巣ごもりはほとほと飽きてしまい。これも集中できない。

そこで思いつきました！車の中で仕事すればいいじゃないか！

自宅の駐車場で車でPCを開いて仕事するのは、ご近所さんの目が気になってしまう。「あの旦那、会社に行かずになぜ車でPC叩いてんのかしら。家でやればいいのに」と、夫婦の不仲を噂される危険がある。

そういう訳で近所の公園の駐車場で仕事をすることにした。

少し大きめの公園や野球場やサッカー場が纏まってある運動公園には駐車場があり、平日の昼間に駐車している車はほとんどない。

早速、隣の市にある少し大きめの公園に出掛けた。朝の10：00位だったが既に4~5台の車が駐車していた。

この公園にはまあまあの大きさの濁った池があり、そこで釣りができる。と言っても魚を釣り上げている人を見たことがなく、小さな椅子に座ってひたすら池を眺めている人ばかりだ。止まっている車は釣りのために公園に来た人たちなのだろう。

廻りに他の車がいない少し離れたスペースに車を停め、PCを開きモバイルWi-Fiにつなぐ。

感度良好！メールを読みながら缶コーヒーを飲む。そして煙草を思う存分吸った。

さすがに窓を開けないと、吸っている自分も煙草の煙と匂いに気分が悪くなる。

2時間くらいはいただろうか。割と仕事もはかどり、充実した時間が持てた。時々車から出て軽く散歩に出掛け、外気に触れることが気分転換になった。

他の車の中を覗き込むことはできないが、私の他にも車の中でPCを開いている人がいたような気がする。車は駐車する場所によっては、極上のオフィスになることに気付いている人たちが既にいた。

でもやっぱり、わざわざ車で公園に行き、駐車場で仕事をするというのは何となく、無駄というか非効率的というか、基本的に閑なのか、と突っ込みたくなってしまう。

車の中をオフィス仕様に改造すれば、中途半端感はなくなるのかもしれないが、そこまでやるのも何だか…。

快適な仕事環境を求めて、ジプシー生活が続きそうだ。