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今のところマイベストな一冊『白夜行』のあれこれ #呑みながら書きました

こんばんは!ケイです。

今夜も白角で始まりました。

発売中止から1年になる残り少ない白角だけど、元々この呑み書きで白角を飲む予定だったので無問題。
先日noteコンテスト受賞の時に開けちゃったしね。

さて、第1回呑み書きではその「白角」愛、第2回は「スバル」愛を勢いのまま語りました。

第3回の今回は、私が出会った作品の中で人生史上トップの座を譲らない、東野圭吾『白夜行』について語ります。

夜はいっつもウイスキー呑みながら書いてるので誤字脱字は少なめですが、構成とか魅せる工夫とかは考えず、想いを一気にぶつけます!イエー

出会いはドラマ版『白夜行』

昔過ぎてよく覚えてないんですが、特にチェックしていたわけでもなく何気なく見始めたのだと思います。

もう、毎回心をえぐるシーンの登場に、あっという間に虜になりました。

こんなに重くて闇深い作品を若い子たちに演じさせる?って思うくらい。

運命の小説版『白夜行』

ドラマにすっかりハマった勢いで買った原作は、想像を超える名作でした。

むっちゃ分厚いのに一気読み。

ホラ、この厚み!

あと表紙を飾る主人公たち二人が若い!!

今この呑み書きのためにパラパラ開いていたら、なぜか時空がゆがんで数時間が消えました。おかしい。副題「呑みながら読みました」

主人公2人の感情をメインに描かれたドラマ版は、かなり原作からアレンジされていて、ドラマ放映時は原作ファンから批判が出たほどだそうです。確かに原作を先に読んでいたら私も同じように感じたかもしれない。

だからこそ、ドラマから先に知っておいて心から良かったと思っています。
両方とも心底楽しめたし、お互い干渉しすぎず最高のバランスで私の心の殿堂入り。

東野圭吾が「登場人物たちは何が起きているのか分からず、読者だけが真相を知るようにしたかった」という趣旨のとおり、見事なまでに亮司と雪穂の感情を一切描くことなく、全編にわたって巧妙に仕掛けられたトリック。そこに読者が虜になってしまう構成。すごい。見事。

『白夜行』からの山田孝之

ドラマ版白夜行の出演者たちが今となっては豪華な面々!
特に、このドラマをきっかけにチェックするようになった方たちを紹介します。

まず最初は、爽やかイケメン系で売っていたと思う山田孝之。
ウオーターボーイズとか見てなかったし、このドラマまでは正直そんなにピンときてませんでした。

確か白夜行の前年くらいに『電車男』が映画化されてて、作品に興味があったから観たんですが、その時もまだ「ハイハイ、元々イケメン使えば変身したときおぉ~ってなるよね」くらいの、ちょっと冷めた感じでした。

「白夜行」での山田孝之は、衝撃を受けました。つらい。せつない。目が離せない。

実際演じている本人も辛そうだったし、何かのインタビューでキツかったと語ってるのを見た気がします。

この後、影のある役や吹っ切れた役が増えて、後の勇者ヨシヒコになるんですが(笑)、爽やかイケメン路線から外れたトリガーは、この白夜行なんではないかと勝手に想像しています。

クローズゼロの芹沢もブッ飛ばしてて好きー!

『白夜行』からの泉澤祐希

山田孝之の幼少期を演じた泉澤くん。小柄でぽっちゃり系な姿は薄暗い映像の中でも癒しでした。

正直それほど似ているわけではないけど、オーディションで彼の演技に思わず涙するほど惹きつけられたのが選ばれた理由だったというのをどこかで読んで、将来どんな役者に育つか楽しみでした。

NHK連続テレビ小説「マッサン」の養子役、「アンナチュラル」第五話で水死した女性の死因を追う婚約者役(これ今でもギュッとくる)、「わたし、定時で帰ります」の来栖くん役、どんどん良い青年になっていく彼を追っています。

そういえば綾瀬はるかの幼少期を演じた福田麻由子ちゃんも、子どもながら大人びた雰囲気を持つ美人で、その後ちびまる子ちゃんのお姉ちゃんはハマり役!
今はNHK連続テレビ小説「スカーレット」で主人公の妹役。ほわっとした癒し系の女性になりました。

『白夜行』からの田中圭

今をときめく田中圭!

白夜行では、主人公の高校時代の同級生で一連の事件の初期に関わる一人として不良の菊池を演じています。
相当ワルの割にはかわいい顔をした人だなぁと思ってそのシンプルな名前をよく覚えていたので、追うほどではないものの名前を見るたびあぁって思ってました。

「おっさんずラブ」以降、大ブレイク真っ只中の彼ですが、直前に放送していたドラマ「恋がヘタでも生きてます」の社長役もかわいかったし、「図書館戦争」の小牧教官も良いですよね。

『白夜行』書ききれない豪華俳優陣

それ以外にも、うわぁこの人も出てたの!?って言う人満載で、しかもそれぞれとても良いので、Wiki貼っとくので見てください。

ウラ稼業が似合いすぎる渡部篤郎。うわぁあってなる八千草薫さん。母親役の麻生祐未さんは「テセウスの船」でも複雑な立場で絡んでますね。

『白夜行』からの東野圭吾

白夜行がきっかけで東野圭吾作品を次々と買い集め、今も本棚の一番広い面積を占領しています。

ミステリーはもちろん、笑える話、泣ける話、心温まる話、幅広いです。トリックというか読者を巧みに誘導する仕掛けもすごい。

白夜行
=超えられない壁=
容疑者Xの献身
流星の絆
ナミヤ雑貨店の奇跡
…etc

東野圭吾はとにかく出版量がすごくてさすがに息切れしてきて、最近は買いそろえることもなくなってきました。マスカレードホテルとかは映画で割と満足してしまったりも。

それでも、工学系出身の彼が描く理系トリックは興味を引いて離さないんですけどね。

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あっ、締めがうまくまとまらない。

お読みいただきありがとうございました!

同じく『白夜行』好きな方がいたら、ぜひ語りましょう!

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