結構長い年数バイクに乗ってきました。
公道バイクのりで一番かっこ悪いのは、
事故ること、死ぬこと、
警察に捕まること、
良いマシンに乗っているがコーナーが遅いこと、
高速直線だけ速いやつ、
群れて走っていること、
かな、と思うようになりました。
反対に、かっこいいな、と思うのは、
マシンが古くても渋い安定した走りで、
危険さを感じさせないでコーナー、峠が速くて、
交通の多い市街地では車線変更とかせずゆったり走っている人で、
基本一人で走っている人、
本格的長期のバイク旅の人、(とても羨ましい)
そして長期間バイクに乗り続けている人、
でしょうか。
何か自慢できるようなことも無いのですが、とりあえず30年以上色々なマシンで日本国内あちこちをツーリングして、峠攻めからサーキットで走ってみたりしていた一般ライダーです。 過去大きな事故に合わなかったのは、まず、幸運だったことと、あれやると危ないなあと感じることはやらないようにしてきたことかなとおもいます。
若い頃は、2人以上で走ることも多かったんですが、もうめんどくさくて一緒に走るなんてできないです。つまり、市街地でも峠でも高速道路でも自分のペースがあるので、自分の意思で、自分の力量で、自分のリスクで自由に走りたいんです。2人以上、つまる2台以上になると、だれかに合わせて遅く走ったり、速すぎるのではないかと気を使ったりと、そういうかったるいめんどくさいことはやりたくないんです。
今でもリッターマシンは2台あり、スクータもまた4輪車もあるのですが、なぜ重いデカイマシンにのるか、というと、それは圧倒的な加速力、風を切る爽快感、季節の変化を機敏に感じられることや、コーナーリングの爽快感などのバイク固有の体験があるのです。が、もう一つは、自分の体力、気力、技量を一定のレベルを維持できているかを確認して、証明するためなんだうなと思っています。
重量250kgを超えるマシンは取り回しだけでも相当の気力、体力を必要としますし、瞬時に時速200kmに達する暴力的にも走れるマシンを周囲の交通に合わせて穏やかに操るには精神力、判断力も健全でないと乗れないからです。つまり、安全に乗り続けるには自身の物理的な体力の維持、精神の安定維持を基礎にして置く必要があると思っています。経験からは、考え事のあるとき、精神が集中できないとき、高揚しているときはとても危険だと思います。
4輪車の場合は、本人の体力や技量とあまり関係なく大きなマシン、ハイパワーなマシンに乗れてしまうので、魅力を感じないんです。(サーキットで4輪車を限界で走らせるには同じ様に高い技量や体力がいると思っていますので念の為。)また、最新の運転支援機構にも頼ることができて、少々体力、判断力に自信が無くなっても衰えても乗れてしまう機械なので、物足りないなと思うんです。もちろん実用的には毎日の生活でとてもお世話になっているので4輪車を否定したりしているわけではないです。
ただ、2輪車はそうはいかず、体力、気力、技量がそろって、それに運も無いと乗り続けられないので、これらを総称した生命力が必要な乗り物だろうと思います。例えば認知症が現れたら直ぐ自然淘汰されてしまうと思います。 なので、2輪車に乗り続ける事は、強い生命力を持っている証明でもあると思います。
ツーリングにでると70代や80代の方がしっかり大型マシンに乗っておられて、中には峠で恐ろしく速い方も居られて、これは凄いな、そうありたいな、と思っています。
では、ご安全に!