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仮想空間の拡張による現実との融合
仮想空間が一層拡張している。
ニュースを見ていると仮想空間で行われている営みや、仮想空間上でのでき事が日々増してきている。さらには、現実社会との境界線は溶けだして、融合を始めている。
これまでも既に様々な取り組みが行われてきており、以前から話題にはなっていた。「ふーん、そんな世界もあるのね」と多くの人は、一部のアーリーアダプターな方々が、「最先端走ってまいますよ」の宣伝に過ぎないと感じていたと思う。実際、私もその一人であった。
しかし、このコロナによって不可逆的に仮想空間に行くことの意味と意義が作られ、非日常から日常の光景へと移りつつある。
全ての人が仮想空間と現実世界を行ったり来たりしながら、仕事や遊びなどの人間のこれまでの営みを行っていく時代が来ている。
合わせてこちらもご覧ください。
ゲームからプラットフォームへ
アメリカ大統領選挙でも、バイデン候補がゲーム「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」上に登場した。
社会現象を起こしているあつ森上に、バイデン陣営はプレーヤー向けに公式の選挙看板のデザインを4種類公開し、プレーヤーはQRコードをダウンロードすると、そのデザインを入手できるキャンペーンを展開している。
日本ではなじみが薄いが、アメリカでは選挙が近づくと、自宅の庭先に支持する候補者の看板を掲げるのが恒例で、これをあつ森上へ移植して、ゲーム内でも選挙活動を盛り上げようとしている。
ひと月ほど前の出来事ですが、米津玄師はフォートナイトというゲームの中でスペシャルライブイベントを開催し、大きな話題を呼んでいた。
実際にこのライブに何人が参加したのは、正確なデータは発表されていませんが、「#米津玄師xフォートナイト」というハッシュタグがツイッターのトレンドで1位になっていました。
このようにゲームはゲームでなくなり、プラットフォーム化しています。これまで現実世界で行っていたことが、ゲームという仮想空間の中へ移り始めを見せています。逆説的には、ゲームという仮想空間が現実世界に侵食し始めている。
以下過去note
現実世界の拡張
現実世界もまた、拡張している。
これまでの「会う」という行為は「空間を共有すること」
渋谷の街がバーチャル渋谷を発表してから、もう3か月以上たとうとしている。デジタルツインという考えのもと、もう一つの渋谷を仮想空間として作ってしまっていた。
もう一つの渋谷は忠実に再現されており、自分のアバターが街中を自由に歩き回れるようになっていた。ゲームと同様に、もう一つの渋谷の中ではライブイベントも開催されていた。(若槻千夏のアバター全然似てないけど)
更なる融合に向かう
仮想空間の中で野球観戦に行く。
もはや何がなんだか分からない状況である。TVで観れば済むところを、仮想空間の中に野球ファンみんなでわざわざ集まり、みんなで野球観戦(パブリックビューイング)をするというわけだ。
東京オリンピックも無観客なんて言ってないで、仮想空間上のビューイングスポットを各所につくって、そこから観戦してもらえばいいのではないだろうか。
このように仮想空間と現実世界の境界線は溶けだしており、さらには融合に向かっている。既に学校の授業も、仕事の打ち合わせも、婚活も、あらゆるものが2次元的なオンライン空間に移行している。その先には3次元の空間が広がっており、ますますの融合に向かうことが明らかだ。