インディアン・ジュエリー愛
今日、インディアン・ジュエリーのバングルを買いました。ナバホ族のシルバーのバングル。全く買うつもりはなかったのに、出会ってしまったのだから仕方ない。私は毎日複数のバングルやブレスレットを右腕にじゃらじゃらつけるのが定番なのですが、他の子たちとも相性が良く、前から持っているように馴染んでいます。
振り返ってみると、私のインディアン・ジュエリー歴は結構長く、小学生まで遡ります。アメリカに住んでいた頃、確かグランドキャニオンに行った時にお土産で小さな太陽の神様のモチーフのペンダントトップがついたネックレスを買ってもらったのが始まり。
そのあと暫くはインディアン・ジュエリーとの縁はなかったのですが、次につながったのは、アメリカのアリゾナ州に留学した時。大学の近くにインディアン・ジュエリーを売っているお店があって、そこでシルバーのコンチョがぐるりとついたベルトに出会ったのでした。当時は貧乏学生だったのですが、確か親におねだりして買ったのでした。最近全くつけてないけど、今見てもやっぱりカッコいい。これは絶対にまたつけたくなる日が来ると思うから、ずっと大切に持っています。
社会人になってからは、今は閉店してしまった鎌倉にあった「井上宝飾店」で、少しずつインディアン・ジュエリーを買い足すのが楽しみでした。小さな頃にに買ってもらった太陽の神様はやっぱり好きで、ペンダントトップとピアスを。あとはターコイズのピアスやネックレスとかを、少しずつ集めてきました。
もう7年位前のことだと思うけど、インディアン・ジュエリー好きが高じてアメリカ・ニューメキシコにインディアン・ジュエリーの作り方を教えてもらいにも行ってきました(そういうツアーがあったんです!)。
その日はドキドキしながら、アルバカーキにあるジュエリー作家の方のご自宅へ。ご自宅にある工房で、一日一緒にスタンプワークのシンプルなシルバーバングルを作りました。シルバーの板を糸鋸で切るところから始まり、スタンプワークの練習をして、スタンプをシルバーに刻み(結構力がいる)、板状のシルバーをバングルの形に丸め(これまた力がいる…ほとんどやってもらっちゃいましたが 笑)、磨き…と、たった一つのバングルでも作るのは大変で、それまで「インディアン・ジュエリーってなんで値段が高いんだろう?」って疑問に思っていたけれど、謎が解けました。そしてレスペクトの気持ちが更に高まったのでした。この時に作ったバングルは、今でも宝物です。
私は手首が小さいので、なかなか自分のサイズのインディアン・ジュエリーのバングルには出会えず、なので、見つけた時には買わずにはいられません 笑。なので、インディアン・ジュエリーのバングルは、今日買ったバングルと、何年か前に買ったBruce Morganのものの二つだけ(自分で作ったのも入れたら3つ?)。
インディアン・ジュエリーの魅力は、流行り廃りがないこと、だと思います。あまり身に着けない時期があっても、必ずまた着けたくなる時が来る。そして、結構どんなシーンにもいけると私は思っていて、例えば大ぶりのターコイズのピアスやネックレスなどは、華やかなパーティとかでも引けを取らないと思います。
そして、日本人にインディアン・ジュエリーはすごく似合う気がしているのです。多分黒髪だったり、ネイティブアメリカンの方と外見に共通点があるからかもしれないけれど、金髪ブルーアイのアメリカ人よりも、黒髪の日本人のほうが断然ターコイズとかは似合うと思っています。
インディアン・ジュエリーには色んな種類がありますが(”族”によってテイストが違う)、私はあまり土っぽい雰囲気のものよりも、モダンな雰囲気のものに惹かれます。
私は基本服はモノトーン。綿や麻、ウールなどの天然素材のものが好きで、シンプルだけど、ちょっとモードな雰囲気の服が好き。そこにインディアン・ジュエリーを合わせると、モダンな中にも手作りの温かさや石のパンチ、そしてエスニックなテイストが加わって、スタイルに奥行きが出る気がします。
はああ~、やっぱり好きだなあ。きっとインディアン・ジュエリーはおばあちゃんになっても着け続けているんだろうな。ネイティブ・アメリカンの方の自然をリスペクトする気持ちなどにも共感するので、ただファッションで身に着けるだけでなく、そういったスピリットも一緒に身に着け続けたいなと思います。