涙の花よ咲き誇れ
日が落ちてきた
テールランプの明かりがだんだん伸びていくね
どこの家にも光がともり始める
チューリップみたいな
あか、しろ、きいろ
あたしの居場所はどこにもないから
古臭い電気がついた地下道に駆け込んだ
涙の花よ咲き誇れ
空が曇っても人は歩いていくよ
吐き捨てられたガムみたいに
もう使い道がない人生だって
それでも生きていかなきゃだめなんだ
涙よ止まるな 止まってくれるな
どうか今はふってくれ
その先に
雨上がりの虹があるって信じてる
2021/12/14
余談
久しぶりに詩を投稿して、案外反応が良かったものをnoteにも転載しました。これを書いた時の気分は悪くなかったです。