8月はこんな本が出ました!
物理数学ノート 新装合本版
物理数学ノート 新装合本版
高橋康・著
320頁・A5判・定価3520円(税込)
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ROS2とPythonで作って学ぶAIロボット入門
ROS2とPythonで作って学ぶAIロボット入門
出村公成/萩原良信/升谷保博/タン ジェフリー トゥ チュアン・著
320頁・B5判・定価3850円(税込)
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今日からできる理科授業ICT活用
今日からできる理科授業ICT活用
山下芳樹/小川博士/平田豊誠/山下浩之・著
160頁・B5判・定価2640円(税込)
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あとがき——「第38回科学出版賞」
この一年間で最も優れた一般向け科学書、すなわち、いちばん「おもしろくて、ためになる」科学書に贈られる「講談社科学出版賞」。第38回となる今年は、北海道大学低温科学研究所の教授・杉山慎先生の『南極の氷に何が起きているか』(中公新書)が受賞作に選ばれました。
近年の研究で、南極の氷が急速に失われつつあることが分かっています。しかし、そのメカニズムが分かってきたのはつい最近のことなのです。本書では、氷床研究の第一人者である著者が、「氷の大陸」の謎を明快な筆運びで解き明かしてくれます。
南極という極限の環境のデータをどのように集めるのか。そして、観測されたデータからどのように論理を重ねて現象を説明するのか。読んでいるあいだ、さながら推理小説のような知的興奮を体感したことを覚えています。ぜひご一読ください。