【2040年問題と2054年問題】
これからお話しする事は日本全体の話ではありますが、同じように廿日市でも近い未来に起こる事です。
2025年から2040年の僅か15年間で現役人口(20歳ー64歳)が約1,000万人も減少する。
そして2025年に6,634万人となる現役人口は2040年には5,542万人にまで減少するという、現役世代の年間平均減少スピードは約73万人と推測されます。
日本経済は深刻な労働力不足に直面すると同時に75歳以上人口は2054年まで増加を続けます。
75歳以上の人口は2054年に2,449万人となり、全人口に占める75歳以上の割合は約25%に達します。
国民の4人に1人は75歳以上になります。
岸田前首相が発表したように高齢者の定義をプラス10歳とし65歳以上の人々を高齢者と定義せず、75歳以上を高齢者と定義するように日本は変わっていくと考えられます。
年金受給も75歳から、介護保険も75歳からと言う可能性は捨てきれません。
高齢者の増加に伴ない社会保障費の増大はさけられず医療や介護などの財政が圧迫され、年金や医療保険、介護保険が維持できなくなります。
地方の過疎化が加速、若い世代は地方での働き口が減少する事により都市部に流出、地域社会が維持できなくなる。そして問題は介護の担い手不足が加速して介護サービスが維持出来なくなるようになります。
残念ながら私達の住む廿日市でも同様です。
【どう問題に取り組むか】
生産年齢人口の増加が重要で更なる女性の社会進出の促進や高齢者の就業促進、年金や医療保険制度の給付水準の見直し、新たな財源の確保、AIやロボットの活用など改善策は考えられます。
そこは国が先に考えるべき事です。
廿日市が未来に確実に起こるであろう2040年問題に対して今から取り組むべき鍵は、シンプルな事だと考えます。
それは地域の活性という「なーんだ簡単な事じゃん」と思われますが、地域経済の立て直しだと考えます。
【廿日市市の人口は2040年に108,400人と予想】2054年には100,000人を切るかもしれません。
簡単そうで難しい!地域住民同士の交流を促進し、まだまだ可能性のある地域産業、廿日市の魅力ある観光の活性化による地域経済の向上が不可欠です。
廿日市のリーダーである地方改革です。風通しを更に高め、共生社会を構成する世代の活躍できる議会の取り組みを実現し、廿日市の土台は市民の皆さんが中心となり、皆さんの廿日市力を高めることが人口減少に歯止めをかけることに繋がります。
そして政府の掲げる【若者・女性に選ばれる地方づくり】が初めて実現します。
皆さんがお互いを支え合う優しい街を実現する事、それがこれからの時代を、そして全世代で生き残る方法だと考えます。
地方から中央へのポイントを伝える行動をしていかなくてはと考えます。
#廿日市
#徳政こういち