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病院会計は時価の寿司屋?

こんにちは、いつも楽しく経営企画部です。

さて、みなさんが、病院や歯医者に行く時に一番気にするものってなんでしょうか?🤔

優しいお医者さんかな?(๑>◡<๑)
痛くないかな?( ;  ; )
どんな検査されるのかな?🫤
などなども、ありますが。。。

自己医療費負担

一般的にもっとも気になる事と言えば!!??
そうです、ズバリ!!
費用がいくらかかるのか?
ではないでしょうか?

最近はクレジットカードやキャッシュレス決済の類が導入されてきておりますので、現金を財布に入れておかないといけない不安はなくなりつつあります。
「財布に1万円あったらとりあえずいいかな」みたいな会話もあったりなかったり。

しかし、やはり、いくら現金を持っていかなくてもいいとはいえ
「最後に費用請求されるまで、いくらかかるかわからない」のは不安ではありますよね。。。そして薬代はまた別にかかる。。。

医者は「採血しましょう」
「心臓の検査しましょう」
「CT撮りましょう」
「MRI撮りましょう」
などなど。
疑わしい病気が本当にそうなのか、確定診断を付けるために、必要な検査を提案します。
逆説的には問診や具体的な症状から医師が疑っているいくつかの病気を、検査結果が否定することで、確定病名を絞っていく作業でもあります。

確定診断の為に必要とはいえ、一回ずつその検査って「おいくらですか?」とはなかなか聞けないですよね。

隣国の中国などでは全くの逆で、治療に関して全て先払いですね。
お金を払った対価として医療を受ける権利が発生。

もっと分かりやすく言えば、松屋(食券機で先払い)と吉野家(食べてからの支払い)の違いでしょうか?

日本の医療保険制度

詳細は省きますが、これは、日本の三大保健制度の恩恵の一つでもあります。ん?どういうこと?
では、理由を考えてみましょう。
皆さんは、日本が誇る三大保険制度を言えますか???

  1. 国民皆保険制度
    「全ての国民が何らかの公的医療保険に加入している」
    公的ってところが世界的に見ても非常に重要です。世界の保険制度との比較は書く機会があればー。

  2. 現物給付制度
    「医療行為(現物)が先に行われ、費用は保険者から医療機関に事後に支払われる」
    つまり、窓口で会計をする時に請求される「自分の支払い分以外」は、保険証に記載のある、いわゆる「保険者」さんが医療機関に後で支払ってくれてるんですね。自分の保険証が3割負担なら自分が3割分を会計時に支払って、残りの「7割を保険証さん」が後日支払ってくれてるイメージです。
    ※保険者と医療機関における、治療に関する意見の相違激熱バトルはまたの機会にw

  3. フリーアクセス
    「自らの意思により、自由に医療機関を選ぶことができる」
    これも日本の保険制度の大きな恩恵ですよね。例えば北海道の人が沖縄の名医を訪ねて治療を受けることも自由にできます。諸外国ではありえません。諸外国との比較も書く機会があればw

さて、全部言えましたか?

もうお気づきでしょうか?
今回のテーマ「医療費自己負担が最後まで分からないから、持ち合わせで足りるか心配」は、2の現物給付制度があるからこその理由となります。

お金を先に支払わないと、どんなにお腹が痛くてうめいていても診てもらえないとなれば辛すぎますよね。「お金を先に支払ってもらわないと診察に進めませんねー」よりも、「とにかく診察(現物給付)しましょう!」って言ってもらえるのはありがたいですよね。

とにかく、先に診てくれて(現物給付)後から自己負担以外の分は、保険者(保険証の発行元)が医療機関に支払いしてくれるのは、実はありがたい事なんです。給与天引きの保険料が高すぎる・・・などなど色々ありますが、いざという時の公的制度は感謝です。

でも中にはおられますよ、会計時に「誰がこんな高い検査しろって言った?」「誰がこんな高い治療してくれって頼んだ?このギプスが高いんならギプス外してくれや!!!お!こら」みたいな。。。😭
現物給付の負の側面でしょうかw

時価の寿司屋で値段の分からないネタを頼むような、そんな医療費の会計待ち。
これは実は保健制度の恩恵の一つでもあるのでしたー💡💡💡

ではでは。


おまけ
ちなみに医療従事者でレセプトと呼ばれる請求業務をしている人は、ざっと自分の治療費はいくらだなって会計前にわかっちゃいます。
でも、会計時に想像以上に高額の場合もたまにありますw
あーこっちで請求してんのか、攻めるねーって治療明細を見て思うところもいくつかあったりwww
同業者を診るのはやりにくいですよねw


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