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習い事はゴール設定がすべて? ー その価値を最大化する方法

目標は、願望ではなく、期限を区切った計画である


こんにちは。今回のテーマは「習い事の価値」です。誰もが一度は耳にしたことがある学習塾やスポーツ教室、音楽レッスンなど、今や大人でも子どもでも選択肢は無数にありますよね。
しかし、同じ習い事に通っても成果が出る人とそうでない人がいるのも事実です。何が違うのか? その鍵のひとつがゴール(目標)設定ではないか、というお話をしたいと思います。

なぜゴール設定が大切なのか?

習い事を選ぶ際に、「なんとなく興味があるから」とか「周囲がやっているから」という理由で始める方は多いかもしれません。しかし、そこに明確なゴールがあるかどうかで、習い事から得られる成果や成長度合いは大きく変わります。
ゴールが明確な人
「このスキルを身につけて仕事で役立てる」「次回のテストで○点以上を取る」など、具体的な目標を持っていると、学ぶ内容や行動がゴールに直結します。どのタイミングで何をすればいいかが見えやすく、モチベーションも保ちやすいのです。
ゴールが漠然としている人
「なんとなく必要だと思う」「周りがやっているから自分も」など、目的がふわっとしていると、途中で迷いやすく、モチベーションが下がりがち。成果も見えづらいため、「自分は本当に成長しているのだろうか?」と不安になることも多いでしょう。

学習塾の例から考えてみる

たとえば、子どもの習い事の代表格ともいえる学習塾を例にとって考えてみましょう。

ゴールが「学校のテストの点を上げたい」場合
具体的なゴール: 「次のテストで○点以上を取る」「学年順位を○位上げる」など
必要なリソース: 参考書、過去問、塾の授業、家庭学習のプランなど
モチベーション確保: テストは定期的にあるため、成果(点数)が目に見えやすい

このように、ゴールが明確で期間も短期的であれば、適切な教材や学習計画を整えやすく、モチベーションが維持しやすいので、比較的達成しやすいゴールといえます。

ゴールが「進学・就職のために有利になる」場合
抽象度が高い: 進学や就職の合否はテストの点数だけで決まるわけではなく、面談や活動実績、コミュニケーション能力など総合的に評価される
目標達成が不確実: テストで高得点を取ったとしても必ずしも進学・就職に直結するとは限らない
必要とされる力が多様: 知識以外にもプレゼン力や対話力、課外活動の経験などが大きく影響する

このように、ゴールが漠然としていたり、複合的な要素が求められると、学習塾で得られる知識だけでは達成が難しくなるケースがあります。塾で成績が上がること自体はもちろんメリットですが、その後のアクションや周辺スキルの習得も考慮しなければ「ゴールにたどり着くかどうか」は分からないわけです。

習い事とゴール設定の関係

ここから言えるのは、「自分がどんなゴールを設定しているか?」をしっかり自覚したうえで習い事を選ばなければ、本来の価値を最大限に活かせないということ。習い事の内容や受講スタイルが、あなたの目標に合っているかどうかを最初にチェックする必要があります。
1. 具体的なゴールを定める
• テストの点を上げたい
• 技術を習得して、いずれ副業につなげたい
• プロを目指したい/趣味レベルで楽しみたい
• 資格を取ってキャリアアップしたい
など、なるべく数値化・可視化できる目標に落とし込む。
2. ゴール達成に向けた行動をプランニングする
• 受講回数や勉強時間をどれくらい確保するか
• レッスンやスクール以外で自主練習の場をどう確保するか
• いつまでに、どのレベルに到達したいのか
3. 習い事の「質」と「量」を見極める
• ゴールに対して必要なカリキュラムが用意されているか
• 指導者のレベルやサポート体制はどうか
• 時間的・経済的に継続可能か

ゴールは固定ではなく、変化してもいい

ただし、人生のステージが変われば、ゴールも変化するもの。始めるときは「テストの点数アップ」がゴールだったけれど、いつしか「学ぶ楽しさを深めたい」「将来、この道で仕事がしたい」に変わるかもしれません。

大事なのは、現在の自分にとって明確なゴールを持つこと。そして、もしゴールが変わったら、その都度アクションプランや習い事自体を見直す柔軟さも必要です。

おわりに

習い事そのものが悪い、良いという話ではなく、**「ゴールに対して適切な内容と学習環境を選び、きちんと成果につなげられるかどうか」**が大切ということです。漠然とした目標のままでなんとなく通っているだけでは、本来得られるはずのメリットを見逃してしまうかもしれません。

もし今、何か習い事を始めようか迷っている方や、すでに通っているけれど伸び悩みを感じている方がいたら、ぜひ一度立ち止まって自分のゴールを再確認してみてください。目指したい未来像がはっきりすると、行動もより明確になりますし、結果として習い事の価値を最大限に享受できるはずです。

あなたはどんなゴールを設定しますか?
習い事を通じて得たい未来をイメージし、そのためにどんな行動が必要か逆算してみると、新たな気づきが得られるかもしれません。ぜひ、あなたにとって最適な習い事ライフを送ってくださいね。

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