Kosuke Watanabe

Designer / researcher (not R) 現在はAalto大学🇫🇮 …

Kosuke Watanabe

Designer / researcher (not R) 現在はAalto大学🇫🇮 デザイン修士課程在籍 慶應SFC→某コンサルファーム デザインチーム→学生出戻り🦌 Twitter: @ksk_wat

最近の記事

デザインをカタカナでごまかす

デザインの小難しさこちらで改めて学修していると、デザインがいかに小難しい領域になってきているかを感じる。無論、それは全般的に悪いことではないと思う。なぜならデザイン(もしくはデザイナー)という領域定義は、その流動性こそが取り柄であるし、なにより優れたモノ・サービス・システムを社会や地球に放り込むことはなかなかに込み入った案件だからである。またおそらく他の学問や領域も、知識や社会が高度化するなかで、同様にどんどんと複雑になっているはずだ。 デザインに限った話でいえば、近年実践

    • ゆるふわじゃない共創 -コ・デザイン

      ヘルシンキに越してから4ヶ月が経ち、修士課程の1/5が過ぎました。今期はDesign for Social Changeという科目がほぼ1週間が埋め尽くしており、冬前の貴重な太陽光を惜しむまもなく冬に突入しました。 Design for Social Changeという科目は僕の所属するCoID; Collaborative and Industrial Designという修士コースの必修科目です。当初は少々キラキラがすぎるこの科目名を、やや冷たい目で見ていましたが、蓋を開

      • 社会人のためのJASSO 大学院留学 給付ガイド

        前回の投稿に続き、今回はややプラクティカルなトピックであるJASSOの給付型奨学金の応募書類および面接に関しての情報を置いておきたいと思います。 前提として僕は現在、5年弱の社会人(フルタイム正規就業)を経て、フィンランドのアールト大学にてデザイン学の修士課程に在籍しています。したがって今回はその観点から、現在ご支援をいただいている JASSO 海外留学支援制度(大学院学位取得型)のテクニカルな部分を含めた内容となっています。やや長いので必要な部分だけ読むことをおすすめしま

        ¥3,000
        • 若年社会人、修士留学の資金工面する

          今回は主に「23-34歳ぐらいの社会人」を前提として、修士の海外留学における資金工面(主に給付奨学金獲得)のありうる戦略をまとめていきます。なぜこの年齢レンジかというと、新卒時の年齢が大体23歳、そしてJASSO給付奨学金(修士)の年齢上限が35歳未満だからです。 “社会人”という言葉はあまり好みではないですが、ここでは現在就業が主の人として、便宜的に使用します。 結論から書くと、個人的には「26-29歳」が修士留学 資金工面のゴールデンタイムなのではないかと踏んでいます

        デザインをカタカナでごまかす

          フィンランドでなにしようか自分

          フィンランドに90日以上滞在する人は、単純な滞在許可(いわゆるビザ)を得るだけでなく、それを証明する物理的なカードを渡航前に受け取ること必要です。そんな都合もあり、結果として予定より10日も遅れて、フィンランドに辿り着いたのでした。 とはいえ、いまだに住居のオファーの連絡もなく、Airbnbの仮住まいということもあり、生活のセットアップをしようとも「引越し後にしよう」という感じで、初日はただ街を歩いてみました。(HOASのオフィスに行ったら激混みだったのでヘッダー画像にした

          フィンランドでなにしようか自分

          フィンランドでまた学生になるまで

          こんにちは、ワタナベ コウスケと申します。 慶應SFCにてデザインリサーチを学び、Accenture Songのデザインチーム(かつてはAccenture InteractiveやFjordとも呼ばれた)でデザインリサーチャーとして様々な業種のデザインプロジェクトに関わらせていただきました。 この度2023年の8月より、そこを退職し、フィンランドのアアルト大学のデザイン修士課程 Collaborative Industrial Design (略称CoID:コーアイディと呼

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