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創刊200号記念 日本の気配『CONFORT』No.200


2024年11月5日、雑誌『CONFORT』の2024年12月号が発売となりました。

1990年に「インテリアの本質的な心地よさの追求」をテーマに立ち上げた『CONFORT』は、今号で創刊200号を迎えることができました。
これまで関わってくださった皆さま、読んでくださった皆さま、誠にありがとうございます! そして、これからもよろしくお願いいたします!!

CONFORT12月号(No.200)

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試し読みはこちらからも。

200号記念特集 日本の気配 The Tranquility of Japanese Interiors

私たちが情報を得るとき、視覚に頼るところがとても大きいと聞きます。
PCやスマートフォンを操作することが増えた日常の一方で、
画面からは伝わらないリアルな体験があると感じている人も多いのではないでしょうか。

だからこそ、触覚や聴覚など五感に働きかけるようなデザインが、
ますます重要になっています。
素材を吟味したり、人の手を尊重したり、
場所の歴史や物語を意識したり、環境に配慮したり・・・・・・。
さらに、自然の現象を取り入れたり、空間にあえてあいまいさを残して、
見えない何かを共有したり、示唆するという方法もあるでしょう。
この第六感とも例えられるもの―—、「気配」に美の理を見出す感覚は、
日本的と言えるかもしれません。

それは、未来の空間やものづくりの鍵にもなるのではないでしょうか。
日本の気配を、ぜひ誌面から味わってみてください。

引用 特集冒頭

目次

特集 日本の気配
The Tranquility of Japanese Interiors

伝統を次代につなぐ「和のひかり」
和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
改修設計 杉本博司+榊田倫之/新素材研究所

杉本博司インタビュー
一〇〇年を迎える和光に、我々はなにをすべきか。
白に白を重ね、化石の文様を浮かび上がらせる 唐紙[かみ添]
時間をかけて生育した表情を余すことなく使い切りたい
空間の密度を高める存在感ある佇まい 家具

銀座のまちに生まれた「静寂」と「闇」
TORAYA GINZA、銀座 黒田陶苑
内装設計 内藤 廣/内藤廣建築設計事務所

これからのために原点に戻る
北九州・門司 和布刈神社の改革
授与所・会館改修設計 遥拝所芳名碑設計 佛願忠洋/ABOUT
御霊の船出を家族で静かに弔う 会館(2023年改修)
気持ちを改めて、授与品を授かる 授与所(2019年改修)
海に還っていった故人を偲ぶ 遥拝所芳名碑(2023年新築)

荒木信雄×東屋 ACTPシリーズのしごと
ACTP01/ACTP01’ 箱
ACTP20/ACTP21/ACTP22 キャニスター
ACTP23 浮床

300年前も、300年後も、変わらない和紙づくり
名尾手すき和紙 工房・KAGOYA
設計 橋村雄一/ Studio Hashimura

素材がつくる密度
Case1 ウイスキーの誕生にまつわるマテリアル
 豊かな森とともに成長する空間の思想
 サントリー白州蒸溜所
 Hakushu Terrace / Tasting Lounge 
 設計 工藤桃子/ MMA
Case2 解体部材の活用
 製薬会社がひらく漢方のカフェ
 mokkado
 改修設計 青柳哲央/ MUKU design studio
Case3 古材、木、和紙、石
 繊細なテクスチャーで食の舞台を演出
 一石三鳥
 内装設計 隈元誠司+土井真琴/designground55

土×イノベーション—―淺沼組技術研究所
ゼネコンから発信。循環する素材

Japanese-Inspired Materials
宮崎木材工業/京すだれ川﨑/タニハタ/北三/
ワーロン/歴清社/ルノン/富沢建材/四国化成/
TNコーポレーション/SANEI

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NODEAが拓く、これからの開口部 Vol.2
FIX窓が開くような驚きとエレガンス
「SEAMLESS シームレス」

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ピンチや失敗は新展開の種!
「なんとかせにゃあクロニクル
伊奈製陶100年の挑戦」展

連載
先生と学生たちは、いまこんなことを考えている。
ケンチク学ビバ 第62回

広島工業大学 環境学部 建築デザイン学科
准教授 杉田 宗

寄り道! ニッポン家具産業史 第14回
バブル景気の光と闇とそれからと
取材・文/佐野由佳


雑誌の概要

書 名:CONFORT No.200(2024年12月号)
著 者:コンフォルト編集部 編
発行日:2024年11月5日
価 格:2,200円(税込)


次号予告

CONFORT No.201(2025年2月号)
2025年1月4日発売予定

特集 バランスのいいワークプレイス
・イノベーティブなオフィス空間
・オフィスのなかのユニバーサルデザイン
・環境をととのえるプロダクト
・あたらしいワークスタイルを実施する人たち
※内容は変更になる場合があります。


※本記事の内容は、本書『CONFORT No.200』もしくはCONFORT WEBサイトから引用しています。