サッカーは人生の縮図 2
私は、プロサッカー選手になった。しかし、1年で引退をすることになった。大きなショックを胸に仕舞い込みながらこの先どうしようかと悩んでいた。やりたくない仕事をするか。はたまた自身の好きなことを仕事にするために挑戦をするか。
お金がすぐに発生するがやりたくない仕事をしなけれないけない、言わばローリスクローリターンの前者。いつ仕事としてお金がもらえるかわからないけどハイリスクハイリターンの後者。
悩んだ末に、私は後者を選んだ。
何故か。決め手となったのは、私の高校選びだった。
帝京長岡高校に入学した私は「進路選びを失敗した」と呆然としていた。当時から北信越では強豪校と謳われ、近年では全国有数のサッカー強豪校となった母校。全校大会に出場するのは当たり前。基準は日本一だ。
私は、本当に下手くそだった。自信もなかった。先輩や監督から「お前のせいで負けた」と何回も言われた。しかし、高校3年生時にはキャプテンを務め、全国高校サッカー選手権大会の優秀選手賞に選ばれた。何故か。「夢を叶えるために毎日ひたすら努力をしたからだ。」
この経験があったから、私は後者を選んだ。きっと人生において目先の娯楽や安心に目が眩み、その先の将来のことを考えないことが多々あると思う。目先の娯楽の延長線上には何があるだろうか。そこには虚しさである。なぜ、あの時挑戦をしなかったのか。と考える頃にはもう遅いのだ。
挑戦をして失敗した後悔はすぐに消えるが、挑戦をしなかった後悔は一生残ると言われている。
こんな若者が偉そうに言うことでは無いが、「残りの人生で今日が一番若い日」である。
全てを捨てて挑戦をしてほしいとは言っていない。
暇していた時間を使って、実はやりたかったことに挑戦をしてみてほしい。一人ひとりが、挑戦すればその姿を見たお子さんや周りの友人などが感化されるだろう。
東三河が挑戦で溢れる街になってほしい。
そうすれば、この地域がもっと楽しくなる。もっと面白くなる。あなたがこの街を変えましょう。と、26歳の若者が言っております。本日もありがとうございました。