企画やプロジェクトに有効な指標 「学習の5段階」を知っていますか?
|学習の5段階
「学習の5段階」という指標をご存知ですか?
学びの成長のレベルを5段階に分けて提示したもので
シンプルで分かりやすい指標です。
実は
学習だけでなく、人の育成にも応用できますし
企画やプロジェクトなどでは、自分やチームの成長の指標にも使えます。
とても汎用性のある指標なので
学習であれ、仕事であれ、
自分が今どのレベルにあるかを意識することで
次のステップに進む意欲につながります。
この指標、私自身も以前から知ってはいたものの
今まであまり気にしていませんでした。
最近になってようやく腹落ちし、
皆さんにも是非知っていただきたく
今回ご紹介していきたいと思います。
■レベル1:無意識的無能
知らないからできない
やり方を知らないからできないというレベルです。
知らないという意識すらないときもあります。
企画で言うと
何から手をつけてよいか分からないという状態です。
■レベル2:意識的無能
知っているけどできない
知識は得たができないというレベルです。
チャレンジしてみてレベル3をめざします。
企画で言うと
企画プロセスなどの本を読んだり
セミナーに参加して頭で理解はしたけれど、
実際にどう手をつけてよいか分からないという状態などにあたります。
■レベル3:意識的有能
意識すればできる
意識すればできる、がんばればできる、
習慣化されていない、慣れていないレベルです。
企画で言うと
プロセスのパターンが身についておらず、進め方に確信が持てない状態。
手探りで不安の中進めている状態ともいえます。
スピードもまだ早くはありません。
■レベル4:無意識的有能
意識しなくてもできる
習慣化されている、意識しなくてもできるレベルです。
様々な経験を経てこのレベルに到達します。
ベテランと言われる方々がこのレベルですね。
企画で言うと
プロセスのパターンが身につき、うまくいかないときにも
どのように対処すればよいかが見えている状態です。
スピードも速くなります。
■レベル5:無意識的有能に意識的有能
人に教えることができる
自分では無意識にできることを
意識して他人に教えることができるレベルです。
できると言われる(レベル4)と比較しても大きな差があります。
人に教えることで
自分自身のさらなる理解につながったり
新たな学びにつながることも多くあります。
企画で言うと
企画プロセスや大きな課題にぶつかったときの対処法などを
他人やチームに教えたりサポートすることができるレベルです。
|レベル5を目指そう
いかがでしょうか?
皆さんが企画職であるなら、その業務ついて
あるいはそれ以外の職種であるなら、その職務について
自分がどのレベルにあるか当てはめてみて下さい。
そして
どんな仕事、職務であれ、まずは
レベル3:意識的有能/意識すればできる
を目指します。
その次は
レベル4:無意識的有能/意識しなくてもできる
ベテランレベルを目指します。
そして最終的には
レベル5:無意識的有能に意識的有能/教えることができる
を目指しましょう。
自身の能力も研ぎ澄まされていきます。
|自身を振り返って
私自身も会社員時代、現場で頑張って
最終的にはレベル3からレベル4にあがったという自負があります。
一方、レベル5については意識すらしていませんでした。
現在はコンサルタント活動のほかに
セミナーに登壇したり、コラムやその他の記事を書いたり
またメルマガやnoteを継続することで
レベル5を目指しています。
よく人に教えることが最も成長するとよく言いますよね。
インプットしたらすぐにアウトプットしろ!
とも言います。
私は趣味でジャズトロンボーンを吹いていますが
学生のときにスタジオミュージシャンの師匠に習っていました。
師匠はあーでもないこーでもないと私たちに教えながら
師匠自身もどんどんグレードアップされていった様子が
記憶に残っています。
皆さんも「学習の5段階」を
自身の仕事に当てはめ、意識的に
自分のレベルを上げていきましょう!
(自戒も込めて)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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