![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92170174/rectangle_large_type_2_668957ac3a0b6ab71d76fda58bc48345.png?width=1200)
数値化の具体的方法とは?
先日の投稿では、
「戦略の方向性に困ったら数値化してみる」
についてお伝えしました。
“ざっくり”
“仮でもよいので”
“適当でもよいので”
数値化してみましょう!
と言われても、そもそも
“ 仮でも ” や
“ 適当でも ” を
どのように設定したらよいのかが
分からないという声をよく聞きます。
確かに既存モデルのモデルチェンジや派生モデルの場合は
元となる実績や数字があるので試算しやすいですが、
新しい商品や新規事業の場合は、
仮といってもなかなか試算は難しいと思います。
今回はそのような時に、
私がよく行うパターンをお伝えしてみたいと思います。
あくまで白神流なので、ご了承お願いします。
◇ (1) ポテンシャルの規模感を試算してみる ◇
自分たちの企画案がビジネスとして
どれくらい期待できそうなのかを
ざっくり試算するときに行う方法です。
例えば、自動車向けのグッズを新しく
企画する場合、こんな風に試算してみます。
・日本の車の1%に使ってもらったら
どれくらいの数量、売り上げが期待できるか?
・新車の1%だったらどれくらいになるか?
1%は規模感を見るためのもので、特に根拠はありません。
ただ、これでポテンシャルはざっくり確認できます。
もともとの期待値に対して、
十分なポテンシャルがある場合は
安心できますし、
いい企画をたてて、しっかり認知
していく策を練っていきます。
逆に、期待しているほどの規模に
ならなかった場合は、
対象を広げる策を考えるか、
企画そのものを見直すことになります。
この試算は企画の早い段階で
行っておくことをお勧めします。
◇ (2) 売上目標、計画を試算してみる ◇
ポテンシャルが十分なことが分かったら、
売上目標とそこへの計画を試算してみます。
※(1)と(2)は逆でも構いません。
売上目標は当然企業の規模や実力によって
異なってきますので、
自分たちの実力ではどのレベルをめざしたいかを
直感でよいので、おいてみます。
たとえばこんな考え方です。
・3年後には月○○台、○○万円(億円?)売上げていたい。
・3年間の合計で企画台数○○台、○○億円達成したい。
・そこに向かうには、販売開始からどのように推移させていくか?
一直線に右肩上がりになるのか、
指数関数的に伸ばしていくのか?
など、ざっくりでよいのでエクセルで試算してみます。
現実的な可能性が見えてくるはずです。
企画を進める中で変わって行くこともありますが、
まずはこの目標に向けての計画、企画をたてていきます。
◇ (3) 目標達成のための販売戦略を試算してみる ◇
現実的な売上目標や計画がある程度試算できたら、
確実性をあげるために、達成するためのブレイクダウンを
ざっくり検証しておきましょう。
・そのためのマーケティング戦略、販売戦略はどのようにすればよいか?
・商品の製造キャパシティは問題ないか?
など、そのために必要なことを洗い出してみます。
既存のリソースを活用するだけで問題がないか、
新たに開拓や準備が必要かを確認しておきます。
このように企画の初期段階で粗いレベルででも
数値化しておくことによって、
企画の精度があがっていきますので、
試してみてください。
まずは、
“ざっくり”
“仮でもよいので”
“適当でもよいので”
数値を置いてみて、
行ったり来たりしながら、
整合性をとってみてください。
※ 新規事業開発や商品企画に携わる方の「お役立ち情報」として
以下の資料が無料にてダウンロードできます。
どうぞご利用下さい。
【新規事業開発・企画構想30チェックリスト】
【白神式企画構想書テンプレート(ppt版)】
※ 株式会社プリミスからWeeklyでメルマガを発行しております。
新規事業開発や商品企画、ビジネスに役立つ情報を発信しておりますので
是非ご登録下さい。