自社視点から脱却しよう!~新規事業開発の資料作成のカギ~#166
|その資料、自社視点になっていませんか?
日々、新規事業開発のサポートをさせていただいていますが
支援している企業様で社外向け資料を拝見する機会がよくあります。
そこには、ある共通の課題が見られます。
それは...
”ほとんどの内容が自社視点になっている”
ということです。
例えば
・自社の技術の説明
・商品の説明
・自社都合に見える目的の記載
など。
ちょっと見返してみて下さい。
社外向けのその資料、自社視点になっていませんか?
|自社視点は社外の相手の心に響かない
資料やプレゼンの内容自体は悪くなくても自社視点の内容だと
社外の相手にとっては
「で、それが私たちにとってどうなの?」
という疑問が残ってしまいます。
実はこれ、とても大きな問題なんです。
なぜなら
・ヒアリングの際、相手のモチベーションが上がらない
・パートナー開拓や顧客開拓で協力を得られにくい
という結果につながるからです。
自社視点は、言ってみれば独りよがり。
社外の相手の心に響きません。
では、どうすればいいのでしょうか?
ポイントは
「相手視点」と「社会視点」です。
|相手視点と社会視点が重要
社外向け、外部向けの資料は
「相手視点」と「社会視点」
すべてこの2つの視点で作成することが
新規事業開発では重要になってきます。
具体的には以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
・相手や社会にもたらす価値を強調する
・解決しようとしている社会的課題やニーズを前面に出し、相手企業や社会のビジョンとの合致点を示す
・具体的な事例や数字で定量的なメリットを提示する
さらに、資料をブラッシュアップしていくには以下の方法が効果的です。
・自分で相手の立場になって確認する
・社内の人にプレゼンしてフィードバックをもらう
・実際に外部の方にプレゼンして反応を見る
これらを繰り返し、どんどんブラッシュアップしていきましょう。
社外向け、外部向けの話をしてきましたが、
実は、社内向けの企画書やプレゼン資料でも
この「相手視点」「社会視点」は有効です。
社内向けでは、要所に自社視点を織り交ぜる程度で十分でしょう。
新規事業の成功は
相手の心に響くストーリーから始まります。
自社視点から脱却し、
相手と社会を中心に据えた資料やプレゼンテーションにしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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