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突然ですが質問です。
あなたは「企画のための情報」をどのように集めていますか?

ネットや書籍、ユーザー調査など
情報収集の方法は様々です。

私のおすすめは
何といっても「生の声」、つまり現場です。

◇そのアイデアは誰が必要としているのか◇

企画チームをサポートしていてよく感じるのは、
生の声を聞けていない
現場を見れていない
ことです。

つまり

今現在行っている事業や世に出ている商品がある場合は、
〇そのお客様の生の声を聞けていない
〇使って頂いている現場をみていない

これから企画する事業や商品なら、
〇想定顧客の生の声を聞けていない
〇想定しているシーンの現場を見れていない

ということになります。

◇検索可能な情報=すでに誰かが出したアイデアである◇

書籍は当然のこと、
ネットに上がる情報も
今のものではなく、すでに古い情報です。
ましてや未来のヒントはなかなかありません。

あったとしても、ネットに情報があるということは、
すでに他社も情報収集しているということです。

つまり
企画のアイデアとしては誰かの真似になってしまい
ヒットにつながりません。
現場にとって
欲しいけど「まだ世にないもの」ではありません。
企画が成り立ちませんね。

◇アンケートは読解力が必要◇

お客様の「声」の集約として必須なものに
「アンケート」があります。
貴重な情報が多数寄せられることも事実です。

一方、アイデアとして活用する場合に注意する点は
「一番大切な情報は「行間」にある」
ということにあります。

〇なぜお客様がそう書いているのか
〇なにがあったからそう書いているのか
〇どうなってくれたらいいと思っているのか

などを掘り下げていくところに
企画の本当のヒントがあります。

◇お客様の潜在的課題を見つけていく◇

現場では実際に使われている感想を聞くだけでなく、
その前後の状況やお客様の課題、
お悩みごとをたくさん話してもらうと
本質的な課題がみつかったり、
そこから思いもよらぬヒントが
出てくることがあります。

また、大切なことは、
お客様自身も課題や悩みが分かっていないことが多い
ということです。

新規性が高い企画ほど
そこを見つけていくことになります。

お客様からストレートに出てくる課題や悩みへの企画は
間違いなく他社も検討しています。
おそらく先を行かれています。

お客様や市場がまだわかっていない、
まだ語ることができない、
潜在的な課題や悩みを見つけていきましょう。

◇良い企画としてまとめ社会貢献へとつなげていく◇

ただし、なかなか周りの理解が得られず、
社内説得もたいへんになってきます。

そんな時こそ企画マンの腕の見せ所です。
ビジョンや想いと客観的データや声をまとめて
企画を進めてみてください。

きっといい企画にまとまり、
社会貢献につながっていきます。

企画は足で稼ぐ
現場!
生の声!
です。

追伸:
私は現場好きというのもありますが、
ヒアリングや会議はできる限り相手のところに行くように心がけています。

前職では出張が許される範囲で(説得しまくっていましたが)、
国内でも海外でもチャンスがあれば出向いていました。

監視カメラを担当していた時は、
お客様からのクレーム、
システムインテグレーターからの支援依頼、
技術パートナーとのビジネス開発のディスカッション
など、チャンスがあれば、それこそ欧米にとどまらず、
中国、台湾、シンガポールはもとより、
ロシア、イスラエル、ブラジル
などにも足を運んでいました。

やはり現場に行って初めて、
なぜ、そんなことが起きているのか
なぜ、そんなことを要求されているのか
などが腹落ちしてよくわかります。

忙しいエンジニアにもよく一緒に同行してもらっていました。

ぜひ、あなたも現場に足を運んでください。
お客様やパートナーと話していると
本当にいろいろなことがよくわかります。

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