ジャズが弾けるまでに幾つもある「壁」(雑文)
ジャズが弾けるって大変だなぁって思います。
・スウィングの壁
・テンションの入ったコードを弾く壁
・コピーしただけでは成立しない壁
・何かにつけて自分で音符を選ばなければならない壁
・クラシックほどではないにしても歴史の壁
ポップスと比べてもすぐこれくらい思い付きます。
僕がそこそこ弾けるからマウントをとってるわけではありません🙇♂️
というよりもだから…人前でちょっとやってみるだけでもかなり尊いです、、そういう事を伝えたくて。
この投稿は簡単に悪意のある読み方もできます。僕はきっとそういうつもりじゃないです。新澤はポップスを低く見てるとかじゃなくてってことです。
ポップスやクラシックは、なぞればその曲らしさを「とりあえず」楽しめます。これ重要。
…ねぇ、ジャズはそもそもなぞって楽しむのが難しい部類の音楽だなって思います=ジャズやりたい人はなぞる事にやりがいを感じにくい。ジャズをやりたい人の心の中には即興の占める割合が高いのではないでしょうか。
アドリブソロだけじゃなく、伴奏も家で練習した通りにはやれないでしょ。(でもやってもいいと思います😊はじめのうちは。ヒソヒソ…)
ひとりで楽しむ分には完コピも楽しいです。なんなら全知全能感すら得られます(笑)。
人と一緒にジャズをやるとなると…なぞるだけの楽しさは多くの場合で陰をひそめてしまうと思います。ジャズピアノの話です。管楽器はこの限りではないですね😊
コードの押さえ方はコードごとにテンションが入った鉄板なのをまずは覚えればいいのですけど、例えばDm7で左手でファ-ラ-ド-ミ…これジャズ弾く人は百万回くらい弾いてるやつだけど、KeyがBbだと使えないです。
何故ならIIIm7だから。こういうのがね…身に付けるスキルの中に幾つかあります。色々というよりは「幾つか」くらいなので慣れの問題とも言えます。
あ、、、これはポップスのスキルでもありますね。求められる判断の速さが違うと言えば伝わるでしょうか…
あと弾くとなんかおかしいって耳で分かるようになってきます。理論はその後でもいいようにも思います。壁が高くなるだけのような気もするので。
一番成果が出やすいのは「壁」を壁と感じずにひょうひょうと楽しんでいけたら!
「ひょうひょうと」って調べたらこんな素敵な意味なんですね。
・周囲の評価を気にしない
・感情が安定している
・受け流す力が強い
https://domani.shogakukan.co.jp/700965/2
僕は特殊でフリージャズから入ったから笑 山下洋輔さんに憧れて。ピアノ壊せばエラいって思ってたw
初期(高校1年の頃)にコピーしたのは佐藤允彦さんの「不思議の国のアリス」のソロピアノ。なぞるだけで楽しかったです。勿論不完全なコピーですそれでいい。
これです。
https://www.youtube.com/watch?v=LX4x4j1ck_A&t=790s
もうひとつ、New Sounds In Brassの「幻想即興曲」。
当時流行ったスタイルでポップス調にアレンジされたこの曲での華麗なアドリブ、これが生まれて初めてのアドリブの耳コピだと思います。これも高校1年か、もしかしたら中3の時かも。1983年発売の第11集に収録でした。
ソロの出だしが Bbmaj7 でC#-D-F-A-C-A-Bb-C-C#-D-F-D ってこのC#がアプローチノートって知ったのは少し後でした。てゆうか今でもこのソロは口ずさめる!勉強じゃなくてさぁ、そういうもんでしょう好きな音楽って😊
ピアノは霧生トシ子さん、、お会いしてお礼が言いたいな。
http://toshiko-kiryu.com/