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「仕事を辞めたい」時の対処方法
①「仕事や辞めたい理由」を自己分析する
仕事を辞めたい理由を3つ書いてみる。そして、その理由は、努力によって「変えられるのか」「変えられない」のかを考えてみる。
例えば、「給料が低い」が理由としても、「仕事にやりがいがある」「スキルアップにつながる」などのメリットがあるのであれば、仕事は続けて、副業で収入を増やすという手段もある。
「やりがい・達成感を感じない」「やりたい仕事ではなかった」という理由の場合、あなたがもっと仕事ができるようになれば、重要な仕事をまかせられるようになるかもしれない。あるいは転属願を出して、別の部署への異動が認められたら、やりたい仕事ができて、達成感を感じられるかもしれない。
すなわち、「会社を辞めたい理由」に対して、変えられる可能性があるのなら、変えられる努力を出来るだけすべきである。そうでないと、次の職場でも、同じパターンを繰り返す可能性が高い。どこの職場においても完璧はない。辞めたい理由を書き、客観的に「変えられる」か「変えられない」のかを考え、努力によって変えられるのであれば、行動に移す。それは、仕事などの課題解決にも同じように使える。その課題の原因を紙に書き、変えられるのか、変えられないのかを考え、行動することで、成長していける。
②「相談」してみる
ある調査によると、「退職の意思を伝えた際に、会社から引き留められましたか?」という質問に対し、「引き留められた」が53.7%で約半数の人が留意されている。
多くの人は、「上司に相談してもムダ」と思って相談しない。調査結果によると、退職の意思を表示し、引き留められた人の半数が待遇改善などの条件を提示されている。仮に留意されなかったり、いい条件が提示されなかったとしても、どうせ辞めようと思っているわけなので、失うものは何もない。何かしらの譲渡や融通が引き出せる可能性が1%でもあるのなら、相談しない方が損になる。
上司に相談できない場合は、社内の先輩に相談してみる。社内で自分が「辞めたい」と思っているのを知られたくないと思うのなら、会社とは関係ない自分の友人に相談してみる。「辞める」を決断する前に必ず「誰か」に相談すべきである。相談するだけで、自分の状態が整理されて、今の自分のシチュエーションが冷静に見つめなおすことができる。同じ状況にいた場合、「お前ならどうする?」「あなたらどうする?」と聞いてみよう。自分では考えもしないアドバイスが出てくるかもしれない。
目先の人間関係が苦しく、「辞める・辞めない」で迷っているときは、頭の中がごちゃごちゃと混乱していることが多いので、感情的・短絡的は判断をしてしまい、後悔する人が多い。誰かに相談して第三者目線を入れることで、感情的な判断で、「大失敗」するリスクは大きく減らすことができる。
私の場合、パワハラで苦しみ、辞めたいと思っていた時期があったが、「信頼できる人」に相談し、無理に関わらなくても良いとアドバイスを頂いた。本当に必要な時だけ(1週間に1回の報告・連絡だけ)のコミュニケーションだけにし、何を言われてものれんのように受け流すようにした。それでもしんどいところは、あったが、「自分だけが仲間外れされている?」の記事に記載しているが、仕事以外のところで楽しみを見つけた。同僚とアフター5を楽しむ、家族で週末を楽しく過ごすなど。
そうすると、いずれ、周りからもそのように(パワハラ・セクハラなどをしていると)思れている人は淘汰されていく。その人は会社内でセクハラを訴えられ、辞めさせられた。
そのような状況にある人は自分一人で抱え込まず、「信頼できる人」に相談し、客観的に判断した方が良い。
③真逆の立場の人に相談してみる
「転職で成功した人」だけから話を聞くと「転職のメリット」ばかりが強調され、「転職したい」気落ちに駆り立てられる。「転職で失敗した人」の話だけ聞くと「転職のデメリット」ばかりが強調され、「もう少し働き続けよう」と思う。「転職で成功した人」と「転職で失敗した人」の両方から意見を聞くとよい。そうすることで「転職のメリット・デメリット」「転職で注意する点」などをバランス良く聞くことができて、より正しい判断ができる。
「仕事を辞めたい」と思う人は、「今の仕事が嫌だ」「一刻も早く辞めたい」と視野が狭くなっている。仕事を辞めるのは、いつでもできる。ですから判断は焦らずに、転職を経験した人、何人かの意思を聞いてみて、慎重に判断しても遅くない。
④「体調を壊す寸前」なら迷わず辞める
厚生労働省が毎年発表している「過労死等防止対策白書」(2019年)のデータによると、労働者の6割が仕事や職業生活に関して不安や悩みを持つ。国が定める過労死ライン以上働いている人は、397万人、全労働者の約7%、仕事を理由に自殺した人は、1年で2018人もいる。過労死、過労自殺は他人事ではない。劣悪な労働環境、長時間労働を長時間続けると、過労死、過労自殺で死ぬことも十分ある。
月に80~100時間に及ぶ残業は「過労死ライン」と言われ、それを超えると過労死のリスクが極めて高い。「仕事を辞めたい」といっても、千差万別で述べてきた対処ができない場合もある。ブラック企業で違法なサービス残業を半強制的にさせられると、精神的に疲弊した状態になる。自分以外の全員も同じような過酷な労働環境にあって、今後も改善される見込みはないという場合は、ささっと辞めた方が良い。脳卒中やくも膜下出血で倒れて死ぬ可能性がある。仮に助かったでも半身不随や言語障害などの後遺症で、一生苦しむ人もいる。うつ病になっても、治ればいいが、寛解しても再発を繰り返し、なかなか社会復帰できない。
「病気になる前に、仕事を辞めればいいのに」と思うが、真面目で一生懸命な人ほど、病気になってはじめて仕事を辞める。ブラックな労働環境で長時間働けば、遅かれ早かれ病気になるので、そんな会社はさっさと辞めた方が良いと思う。
「仕事を辞めたい」と思った時は、
①「辞めたい理由」を自分で分析し、自ら変えられる理由であれば、変えられるように努力した方が良い
②「相談してみる」、辞めたいと思い詰めている時は、視野が狭くなりがちである。客観的に判断するために、①のように紙に書いて自己分析するとともに「信頼できる人」に相談する。そうすることで、頭の中を整理でき、さらに新たなアイディアを得る可能性もある。
③「真逆の立場の人」に相談してみる。転職すること自体は悪ことではない。ただし、冷静に判断する必要がある。そのためには、転職のメリット・デメリットを知っておく必要がある。転職に賛成派の人と反対派の人の話を聞き、情報を整理した上で判断した方が良い。
④「体調を壊す寸前」なら迷わずに辞める。劣悪な環境で体調を壊しそうな状況の場合は、辞めた方が良い。辞めたとしても体調が良ければ、その後、何でもできる。健康が幸せのベースになる。
また、体を整え、パフォーマンスを最大限だせるようにしておくことも大事である。その為には、十分な睡眠をとる、運動をする、朝散歩することが大事である。ぜひ、皆さんも試して欲しい。続ける事で健康を維持でき、良いパフォーマンスが出せると思う。
より多くの人が健i康でパフォーマンスを十分発揮して働いている世の中になることを願います。