見出し画像

なんでパラ?え、おもろいもん「パラリンピックの魅力」

皆さん、こんにちは。


Kahoです。


今週は、仕事で関わっているパラリンピックの魅力について、一ファンとしてお話します。

題名にあるように、「なんでパラスポーツなん?」と聞かれることがあります。

障がいのあるアスリートのスポーツだからかな。



私も学生時代は、あまり障がい者スポーツに自ら関わろうとしてませんでした。

障がい者に遠慮してたのかな。差別していたのかな。



結論からいうとめちゃくちゃスポーツです。


「障がい者がやるスポーツだから。。。」と思って見てみたら、絶対圧倒されます。

個人的に、「高校生だから。。。」と思って見る高校野球に似てると思います。いまだから大人気の高校野球、メディアやプロ野球の発展も影響するでしょう。

東京2020がパラにとってそんな機会になるといいな。


では、パラの良さ3点にまとめます。

①生きる力になる

「障がいがあるから、無理だろう」という先入観、完全に崩されます。「できないように思えること」をどうやって「できるようにするか」という生きていくには欠かせないメッセージがパラリンピックにはあります。

また、身体や知性の違いはそれぞれ誰にだってあることで、その「違い」に向き合って世界を圧倒させていくパラアスリートの姿は本当にかっこいいです。誰だって、歳を重ねていくうちに身体に衰えがでてきます。脚が悪くなったり、目が見えにくくなったり。誰だっていつ病気にかかったり、事故にあうかわかりません。そんな経験を超えて立ち上がる、蘇る(下記参照)アスリートたちの姿を皆さんに見ていただきたいです。

そして、アスリートらの姿を通じて、ソフト面・ハード面で誰もが生きやすい社会(共生・インクルーシブな社会)が助長されていく必要があるのです。

そんな蘇るトップ・パラリンピアンが取り上げられた、パラリンピック・ムーブメントのドキュメンタリーがNetflixで今夏公開されました。ぜひご覧ください。


WOWOWが制作しているWHO I AMシリーズでも、パラスポーツの競技としての素晴らしさが、東京に来年の夏集まってくるであろうパラリンピアンのドキュメンタリーとして5年に渡り取り上げられています。


②違い、他人を容認するようになる

①とほぼ一緒です。アスリートたちの身体的違いを超えたパフォーマンスを通じて、「自分らしくいていいんだ」と思います。「違い」は差別するもの、嫌悪するもの、可哀想と思うものではありません。その人の個性です。自分らしさです。

違ったバックグラウンドをもった人みんなに、平等な機会が与えられて、そのルールのもとで、みんなが自分らしくいれる社会が形成される必要があるのです。

③世界が広がる

パラリンピック・ムーブメントに関わる人達には強いパッションがあります。パラスポーツを通じてインクルーシブな世界をつくっていくということ。世界レベルでみると、この世界に関わる多くの人がボランティアです。オリンピックと同時開催される世界第2の総合スポーツ大会であるパラリンピック競技大会を支えるパラリンピック・ムーブメントは団結したボランティアによって支えられているのです。逆説的にいうと、ボランティアでここまで大きなものを扱うなんて相当のパッションが必要です。そのパッションでつながる仲間意識・すばらしいチームワークがあります。

このアスリートたち・仲間たちの努力が、社会で認められ、当たり前に平等な評価を受ける必要があるのです。


「全然スポーツのそのもののことじゃないやん」と思うかもしれませんが、
上記の良さを支える4つの価値でパラリンピックは成り立っています。


勇気(Courage)
マイナスの感情に向き合い、乗り越えようと思う精神力

強い意志(Determination)
困難があっても、諦めず限界を突破しようとする力

インスピレーション(Inspiration)
人の心を揺さぶり、駆り立てる力

公平(Equality)
多様性を認め、創意工夫をすれば、
誰もが同じスタートラインに立てることを気づかせる力

(日本パラリンピック委員会のウェブサイト参照:https://www.jsad.or.jp/paralympic/what/index.html


こんな個人・社会の原動力になることのできるパラリンピックの価値と魅力、来年の夏を通じて体験してみてください。


Kaho



いただきましたサポートは、次世代に残せるもの(国際キャリア形成自叙伝、メンターシップなど)の費用として活用させていただきます。