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日本とドイツが似てるだと?理想と現実「憧れだった国で生活してます」

皆さん、今週もお疲れ様でした。

Kahoです。

ドイツに住んでトータル3年くらいになりました。


大学一回生の頃に初めて短期留学でドイツに来て
「ドイツ住んでみたい」と思うようになりました。

よく「日本とドイツ似てる」って
言っている記事ありますよね。


住んでみると「なんで?」です。笑


ここに対する個人的な見解を
長所短所でまとめて紹介させていただきます。


長所1: 使い方のわからない有給休暇の多さ

ドイツの企業では、有給休暇が年間約30日が与えられます。
学生生活を終え、日本からやってきた私には、この有休の使い方が
謎で仕方ありませんでした。夏に毎週のように祝日があるので、日本の感覚で行くとこれ以上休めない!状態です。

2〜3週間ぐらいの休みを年間2回取って、
残りはちょこちょこといった様に消費することが多かったです。

有休後は、「また仕事がんばろ。」という気持ちになれたので
良いシステムだと思います。

長所2: 病院での請求全くなし

レントゲンを取ろうと、親知らずを抜こうと請求がありませんでした。
一番良かったのが、靴のインソールが3000円以下でオーダーメイドできたこと。日本ならかなり多額になるはずなので、これは感動しました。ここは良いのだが(以下短所2参照)。

長所3: 無駄な消費をしない社会

必要なもの以外は買いません。ペットボトルも瓶もデポジットが取られていて、多くの人が正しい処分方法をします。中古品の販売や交換が多くされており、日本で言うメルカリのようなものや家の前でフリーマーケットをしている方を多く目にします。修理しながら長く使うのがドイツ流です。

短所1: 公共交通機関が終わってる

かの劣悪なドイツの鉄道。汚い、遅れる、遅れた末にキャンセルになるなど恐ろしいほどの質です。しかも値段もそこまで優しくないです。ヘトヘトでフランクフルト空港に到着して、たくさん荷物があるのに、駅のホームが反対側のホームに突然変更されたときは愕然としました。ドイツは環境大国なのに、車での移動が減らないのは公共交通機関が弱いことが欠点かと個人的に思います。

短所2: 病院の予約が全く取れない

超緊急で病院にいきたくても、プライベートの保険がない限りは予約3ヶ月後はザラです。超緊急で病院にいったのに、「担当医が今日から2週間バケーションです」といって、2週間待つもしくはたらい回しにされそうになったときはゾッとしました。どれだけお医者さんに合うまで時間がかかっても、診察は数分で終わる超効率的な医療システムです。

短所3: 日本人一人暮らしには厳しすぎるポーション

外食もスーパーもかなりポーションが多いです。痛む前に使い切るのが難しいです。ポーションの割には価格が安いですが、少ないポーションを買おうとしたら結局中高層のスーパーに行く必要があるので出費がかさみます。
外食したら基本的に残したものは持ち帰りの箱につめてもらいますが、日本では見たこと無いサイズのピザをフルサイズで1人1枚注文するのは恐ろしかったです。


まとめると、良い意味で物事に対する期待値が下がり、
ストレスに感じることが少なくなりました。

便利だといいけど便利じゃなくても
生活できるんだなと教えてくれるのが
ドイツでの生活でした。

日曜日も法律で休息日と定められておりお店もほとんど開いていません。
家にいるか自然へ出かけるかしかやることありません。

ドイツと日本は両者勤勉ですが、ドイツのほうが
仕事と私生活の切り替えがしっかりできていると思いました。


今週もご覧いただきありがとうございました。
また来週!

Kaho



いただきましたサポートは、次世代に残せるもの(国際キャリア形成自叙伝、メンターシップなど)の費用として活用させていただきます。