バセドウ病への栄養療法
皆さんおはようございます!
整体院「感喜」の金子です!
今回はバセドウ病についてお話したいと思います。
バセドウ病と食事パターン
Adventist Health Study-2 では、食事パターンが甲状腺機能亢進症と関連していることが示されています。雑食動物と比較して、甲状腺機能亢進症の有病率は、ビーガン食を実践している参加者では52%低く、ラクト・オボ・ベジタリアンでは35%、肉の摂取を魚に制限している参加者では26%低いことが分かっています。
この理由として、肉、卵、乳製品に添加される環境エストロゲンが自己免疫反応を引き起こすことが示唆されています。さらに、ビーガン食は、アポトーシスとリンパ球増殖の調節因子であるインスリン様成長因子-1を下方制御する可能性があります。また、植物に含まれるポリフェノールは自己免疫疾患を防ぐ可能性があります。
以前の甲状腺疾患の治療後の患者において、ヨウ素誘発性甲状腺機能亢進症が報告されています。具体的には、バセドウ病の抗甲状腺薬で治療されている患者は、ヨウ素誘発性甲状腺機能亢進症を発症する傾向があります。薬物、防腐剤、食品保存料、造影剤などによって過剰なヨウ素に曝露される可能性があり、その場合のヨウ素量は推奨量の数千倍となる可能性があるためバセドウ病のリスクが高まる可能性が示唆されています。特定のパン、海苔、魚には 1 食あたり最大 198 μg、232 μg、158 μg のヨウ素が含まれており、これは成人の推奨食事摂取量 150 μg と比較すると大幅に過剰な量であることが述べられています。
セリアック病患者では、バセドウ病を含む自己免疫疾患の罹患率が増加しています。この関連性が 2 つの症状の共通の遺伝的根拠によるものなのか、それとも未確認の因果関係によるものなのかはまだ解明されていません。まら、グルテンフリーの食事を 3 ~ 6 か月続けると、セリアック病患者では抗甲状腺抗体の産生が減少することも分かっています。
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!