レバノンから到着したピースワイン。はじめて手にした時の気持ちは・・・
遅れに遅れたレバノンからのワイン。
初めての輸入です。本当に到着するのかと心配マックスでしたが、
ついに釜山港から博多港に入港する予定日が知らされた日はお祝い気分でした。
しかし以前から仕込んでいた新作ドキュメンタリーでレバノンのワインメーカーたちが登場する『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』の劇場公開準備と重なり、当初予定していたお披露目イベントも調整が仕切れず来春の開催になるなど、全く思い通りに事が進みません。
難産を象徴するかのように、円安が一気に進行して、一時は150円台に。発注時は130円ぐらいでしたから20円も円安。しかもワイン到着時点での為替レートで関税や消費税が決まる(知らなかった)ため、余分な税金を支払うことにも。それに船代にも消費税がかかるなんて唖然としました。
兎にも角にも、酒販免許を取得し、倉庫を作り、通販サイト「ユナイテッドピープルワイン」を立ち上げ、ようやくの自社輸入ワインの到着で、ほっとした11月でした。
到着前からNHKが取材に来てくれておりまして、博多港に到着したワインを受け取りにいく様子やその後初めて試飲した時の様子を丁寧に番組にして放送してくれました。こうやって記録が残ることはありがたいことです。
中東から糸島へ ストーリーごと味わって欲しいワイン 込められた特別な思いとは
到着したワインを手に取った瞬間の正直な感想は、我が子を抱くような気持ちで、売りたくないという複雑な気持ちになりました。大切に、ストーリーをお伝えしながらお分けしていきたいと思います。
ユナイテッドピープルワインでお求めいただけます。
特に写真真中のワインは、シリア難民アブダラが発案して完成させた赤ワインで、彼のシリアに戻り、いつかはワイナリーを設立したいという夢を応援するワインです。なお、全種類どれをお求めいただいても売上の3%が、現地で支援活動を行うNGOパレスチナ子どものキャンペーンへの寄付となります。
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