衆議院選挙のつづき
中島(仮名、以下同じ))を囲む会をやろうと石井(仮名)が言ってきた。いいね。早めに着くとお店はがらんとしていた。でも約束の時間、午後8時を回ったとたん、長谷山(仮名)、藤川(仮名)ら、ひとくせありそうな連中がつぎつぎにやってきて席に着く。だれが来るんだ?
隣りのテーブルには前の会社の連中がいる。その後ろには取引先の山下(仮名)や栗林(仮名)の顔が見える。代理店の事務をやっている女性の鈴木(仮名)や若い連中がどの席につこうかと迷っている。
挨拶をしろとだれかが言うのでマイクを持って立ったが、てんで、だれも聞こうとしない。それより、これ何の集まりなのか。肝心の中島がいないじゃないか。石井も来てない。おーい、中島、石井。どこにいるんだ?
ここで目が覚めた。
どうやら先の衆議院選挙のつづきを夢見したらしい。
自由民主党は議席を減らし247から191へ。逆に立憲民主党は98から148へ。4倍増の国民民主党は28でキャスティングボードを握った。
ダンバー数というのがある。英国の人類学者ダンバーが提唱し、人間が安定的な社会関係を維持できる人数の上限は約150人だとされる。自民も立民もその数に近づいた。でもね、自民は派閥の集団。全体の人数が多くても派閥単位でダンバー数を越えることはなかった。立民は要注意、これ以上増やしたら保てないかも。そう、2009年の民主党政権時は308だった。