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たぶんこれ銀河鉄道の夜

 たぶんこれ銀河鉄道の夜 大阪大千穐楽を配信で見ました。その感想を簡単に書こうかなと思います。
 今回、初めて"舞台"というものに触れました。今までも見たことはあるのはあったんですが、どれも中学や高校で学校として見たものばかりで、どちらかと言えばミュージカルやオペラの方が近かった気がします。
 そんな中、この"たぶんこれ銀河鉄道の夜“を観劇しました。宮沢賢治は知ってたし、小学校で作品にも触れたことはありました(やまなし)
1番有名な銀河鉄道の夜には触れたことはあったけど、ちゃんと読んだことがなくて。概要しか知らないままこの作品を見ました。
簡単に言うと、そんな僕でもしっかり楽しめる作品でした。

アナウンス「銀河ステーション、銀河ステーション」。ナオは気がつくと列車の中にいた。桔梗色の空、銀河の岸。あー、たぶんこれ銀河鉄道の夜。まえに劇でやったから知ってる。けどなんで私が。いや、心当たりはある。裏山に登ったのだ。なんで私ばっかり、みたいな心持ちで。ナオは地方住みの美容師。日々を生きているが、なかなかつらい職場ではあり、練習会でライブへも行けず、そしてツイッターがプチ炎上。そうしてジョバンニよろしく裏山へ。同じ車両には、ライブに行ったはずのレナも乗ってる。っていうかあれ、職場の先輩。なんで? っていうか、思ったより人、多いな。こんなんだったっけ。窓の外は、宮沢賢治が描いたあの風景。幻想的ってこういうことか。えっまだ乗ってくる? 全員座れなくない? ここで車掌が出てきてアナウンス。なんか乗車率のおわびと、ゲームの説明みたいのが始まった。えっと、これは銀河鉄道の夜、と思うんだけど、たぶん。

たぶんこれ銀河鉄道の夜公式サイトより

ここにもあるように主人公ナオたちは、銀河鉄道の列車で車掌に"ゲーム"に参加することを告げられます。ここで出てくる“ゲーム“というのは"デスゲーム"です。ただデスゲームと言ってもゲームに失敗したら脱落というものではなく、そのゲーム内での自分自身の振る舞いによって脱落と生き残りが決まります。この銀河鉄道の夜 × デスゲームという斬新すぎる組み合わせがとても面白くて楽しめました。
人は一生懸命になりすぎるとまわりが見えなくなって、自分のことしか考えられなくなる。そんな時も周りのことを考える。それって大事だなって思いました。
これを機に、もっと宮沢賢治の作品だったり、その他大勢の作家さんの作品、舞台などに触れる機会をもっと増やしたいと思いました。
ありがとうございました。

また書きます。


2023年4月16日
たぶんこれ銀河鉄道の夜を観劇した日

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