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ホッキョクグマ毛皮に学ぶ人工繊維

1万1700年前に直近最後の氷期が終わり、比較的温暖とされる間氷期に入りました。新生代第四紀における氷期と間氷期は、ここまでのところ約10万年のサイクルで繰り返す傾向があります。いまは間氷期に入って少し経ったところですので、以前と比較しましてだいぶ温暖です。それでも北極圏に行けば、相当寒冷です。特に冬季は厳寒です。人類祖先は、火の起こし方や利用法を発明し、その当時なりの衣服もまとって防寒していたでしょうが、野生動物にはそういうものはありません。

例えば、ホッキョクグマのような動物は、そんな寒冷の土地で平気なのでしょうか? なぜ、そんな場所でもちっとも寒そうな顔をせず、悠々としていられるのでしょうか?

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現代は科学が進歩した時代だとよく言われます。知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。知は無知とセットになっていま…

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