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包装プラスチック代替の新技術

日本国内はともかくとして、世界を広く見れば、かなりの割合のプラスチック製品はリサイクルもされず、適切に燃焼処分もされず、環境に流出しています。その多くは海に流れ出て、魚などの体内に入り、その後、食物連鎖を通して、他の生物の体内に入ります。

この問題に歯止めがかからなかった理由の1つは、プラスチックの好都合で便利な性質をなかなか他の素材で代替できなかったことが挙げられます。例えば、包装のような分野で、紙のような昔からある素材でも、革新的なコーティング技術によって、表面を疎水性にし、かつ機械強度もプラスチック並み以上に向上させることが可能になればどうでしょうか。

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現代は科学が進歩した時代だとよく言われます。知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。知は無知とセットになっていま…

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