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Photo by
uedanokarimero
2024コンピューター科学この1年
20世紀に数学者が考案したコンピューターと人工知能(AI)は、これまでになく存在感を強めています。2020年代後半の現代において、もはや社会は小コンピューターなしには成り立たないと思えるほどです。そのコンピューターに直接かかわっている学術分野では何が起きているのでしょうか。
Quanta Magaizeのシニアエディタの方によれば、やはり、2024年は目覚ましい進歩の1年でした。その具体的な中身は、
・これまで量子コンピューターの足を引っ張っていたエラー補正問題の突破
・大規模言語モデル、生成系AIの一層の定着、その内部構造の研究の進展
・大規模計算の能力指標に関わる5番目のビジービーバーの発見
・量子力学の現象の可視化への貢献など
ということです。
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