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豚に真珠
これまで、毎週水曜日は漢詩づくりの日にしてあったのですが、これからは、不定期で、お絵かき(画像生成)をしたりもしたいと思います。
今日は「豚に真珠」。ただし、「豚に真珠を与えよ」という文脈で、お絵かきをしたいです。
そもそも「豚に真珠」とは、どういうことでしょうか。
新約聖書のマタイによる福音書、第7章第6節を見てみましょう
Do not give dogs what is sacred; do not throw your pearls to pigs. If you do, they may trample them under their feet, and turn and tear you to pieces.
日本語訳もあります。
聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。
おそらく「豚に真珠」のルーツはこれでしょうか。意味や価値がわからない者に貴重なものを与えても、粗末に扱うばかりか、歯向かってくるだけだから、という教えのようです。新約聖書に出ているということは、およそ2000年前にすでにそう言われていたことになります。その豚とは誰のことか、まるで、21世紀の現代、2020年代に生きるほとんどの人のことを指して言っているのかと錯覚してしまいそうです。
でも、教えの本質をもう少し考えますと、本当は「与えるな」ではなく、「与えよ」であろうかと思われます。「意味や価値がわからない」状態であれば無益なので、「意味や価値がわかるようになろう」が本意ではないでしょうか。
そんなことを考えて、今回の作品はこれです。
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